No.06355 Re: 信頼区間の表記について 【青木繁伸】 2008/04/14(Mon) 18:11
○○%信頼区間は [△△, □□] であった。。。。というのでよいのでは,
なお,t-test(t検定)のtは小文字です。慣用なので,大文字を使ってはだめです。
No.06356 Re: 信頼区間の表記について 【小田かなえ】 2008/04/14(Mon) 21:10
早速のお返事を,どうも有り難うございます。すみません,言葉足らずでした。論文では,例えば,(95%CI)と あって,(88.7 - 98.0)などと書かれています。Lower -4.339 / Upper -1.959と統計ソフトが示していても,(-4.339 - -1.959)と論文に表示されているのは見たことがありません。また,論文によっては,小数点以下,1桁のものもあれば,2桁のもあります。これで,質 問の意図が伝わりますでしょうか・・・。t検定の小文字のご指摘,有り難うございます。よろしくお願いします。
No.06357 Re: 信頼区間の表記について 【青木繁伸】 2008/04/14(Mon) 21:51
> 論文では,例えば,(95%CI)とあって,(88.7 - 98.0)などと書かれています
というのと,
> Lower -4.339 / Upper -1.959と統計ソフトが示していても,(-4.339 - -1.959)と論文に表示されているのは見たことがありません
というのは,どういう関係にあるんですか??
細かいことを言えば,(88.7 - 98.0)の - と(-4.339 - -1.959)の 2 番目の - は 〜 という意味を持って使われている記号でしょう?
区 間を表す数学的な記法は,(x,y) とか [x, y] でしょう。(x, y) は x, y はその区間に含まれない,[x, y] なら,x, y がその区間に含まれるというお約束がありましたね(高校の数学かな)。これを併用すれば,(x, y] とか [x, y) という記法もあることが思い出されるでしょう。特に,(-4.339 - -1.959)のような記法をされると,負の数値を表す符号の - と,数値を連接する - 記号が紛らわしく,せめて(-4.339, -1.959)と書く方がよいであろう事は議論を待たないと思います。
各学会誌の投稿規程の中の」,「表記法」というような部分を良く読まれることをお勧めします。
No.06360 Re: 信頼区間の表記について 【小田かなえ】 2008/04/14(Mon) 23:54
いろいろと教えていただき,どうも有り難うございます。1.上記の説明ですと,真の値は,示す信頼区間の中にある はずですから,[]を使のがよいということでしょうか? 2.ややこしい聞き方をするので,意図が伝わらないのでしょうか?→「信頼区間は,マイナスの値 をとることがあるのでしょうか?」というのが質問です。・・・多分,全く,統計を分かっていない者の問いだと思うのですが。
No.06362 Re: 信頼区間の表記について 【kai】 2008/04/15(Tue) 08:47
>論文によっては,小数点以下,1桁のものもあれば,2桁のもあります。
こういった数値の桁数に関しては決まっているものではなくて,有効数字の考え方で必要な桁数までを使用します.JIS規格:Z 9041などが参考になると思います.
No.06363 Re: 信頼区間の表記について 【青木繁伸】 2008/04/15(Tue) 10:32
> .ややこしい聞き方をするので,意図が伝わらないのでしょうか?→「信頼区間は,マイナスの値をとることがあるのでしょうか?」
訊きたいことをそのまま訊けばよいのです。
信頼区間はマイナスの値を含むこともありますよ。
だっ て,a の平均値が10でbの平均値が20で,aとbの平均値の差の信頼区間を求めよといわれたとき,a-b は負で,b-a は正ではないですか。しかし,どちらからどちらを引いても絶対値は同じ。信頼区間だって,区間幅の絶対値は同じでも,符号はどっちからどっちを引いたかで 違ってきますよね。
> Lower -4.339 Upper -1.959と表示
群の指定を逆にしたら Lower 1.959, Upper 4.339 になると思いますよ。やってご覧なさい。
> 論文によっては,小数点以下,1桁のものもあれば,2桁のもあります。
平均値,分散,標準偏差などは,基本的には,元のデータの精度より少なくとも一桁余分にとるのがよいでしょう。
具体例では,たとえば慎重のデータがミリ単位で小数点以下1桁まで(173.2など)ならば,平均値は小数点以下2桁,平均値=175.23など)。
そ のほか,相関係数や因子負荷量などは小数点以下3桁(2桁で十分という人もいる),Z値やカイ二乗値など検定統計量は,一般的な教科書の末尾に掲載されて い統計数値表と同じ桁数(たいていは小数点以下3桁程度),P値は小数点以下3桁(P=0.123 のように。小数点以下3桁までが0のときは P < 0.001 などのように)
kai さんがおっしゃる「有効数字の考え方」は統計学のときには若干不適切な感じです(慣例がちょっと違う)。
No.06365 Re: 信頼区間の表記について 【小田かなえ】 2008/04/15(Tue) 13:26
青木様,Kai様,
初心者向けの,とても丁寧なお返事を,どうもありがとうございます。信頼区間の表示方法,ようやく理解できました。
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