No.06165 順序変数と名義変数の混在する多重比較法を教えて下さい。  【生徒B】 2008/03/18(Tue) 19:28

統計初心者です。
50以上の試料に対し,ある検査をして,3人の検査員が独立して「正常,軽度異常,高度異常,判定不能」と判定しました。この3群の判定結果に有意差が無いことから,この検査は再現性があることを証明したい。
ところが変数が順序変数と名義変数の混在と思います。検定方法が全くわかりませんので,変換のような手法が必要ならそれも含めて,ご指導をお願いします。
使用ソフトはだいぶ古いStat Viewですが,必要であれば新しいソフトも探します。

No.06167 Re: 順序変数と名義変数の混在する多重比較法を教えて下さい。  【青木繁伸】 2008/03/18(Tue) 22:35

評定者が複数で,被評定者も複数ということですね?

評定者が二人で,被評定者が複数の,κ統計量(一致度の検定)を複数組行うということになるのでしょうかねえ。

評定者間の相関係数の一致度の検定でも良いのかも知れないが。

No.06171 Re: 順序変数と名義変数の混在する多重比較法を教えて下さい。  【生徒B】 2008/03/19(Wed) 09:48

早速のご教授ありがとうございます。
言葉が足りずに申し訳ありません。
評定者は3人であり,被評定者は50以上の資料です。
異常の発現率は約10%から20%程度です。
3人の評定の一致は多重比較だと考えましたが,2者間の一致を3回行っても,3人の評定が一致する検定にはならないと思っていました。
カッパー統計量で一致度の検定を3組行えば,3人の評定の一致と言えるのですね?
ま た,「正常」「軽度異常」「高度異常」は順序変数と考えました。これに対し,「評価不能」は上記順序から逸脱しており,名義変数と考えました。名義変数が 混在したために,順序変数までも名義変数として扱えば,一致度が下がるように感じますが,下げないようにする工夫はないのですね?
重ね重ね申し訳ありませんが,ご指導をお願いします。

No.06173 Re: 順序変数と名義変数の混在する多重比較法を教えて下さい。  【青木繁伸】 2008/03/19(Wed) 09:56

> 名義変数が混在したために,順序変数までも名義変数として扱えば,一致度が下がるように感じますが,下げないようにする工夫は

κ統計量は基本的に名義尺度から有効です。順序を意識するには重みつきκ統計量を計算することになりますが,重みが客観性を持つかがポイントですね。

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