No.06103 Re: 検定結果の評価について 【青木繁伸】 2008/03/11(Tue) 08:37
平均値の差の検定は,「小文字のt検定」です
もう一点,同じサンプルを2つの評価基準で評価したのでしょうか?(つまり,対応のあるデータ?)
> そもそも2種類の検定を行うのがよろしくないのでしょうか
その通り。データを得てから,有意な結果の出る(出ない)検定法を探すのは,間違いです。
No.06111 Re: 検定結果の評価について 【boketan】 2008/03/11(Tue) 20:57
ご教示いただけましてありがとうございます。大変感謝しております。t検定…大変失礼いたしました。
なお,評価は同じサンプルです。対応のあるデータを用いておりました。
No.06112 Re: 検定結果の評価について 【青木繁伸】 2008/03/11(Tue) 21:45
ウイルコクソンの符号付き順位和検定は,(1)対応のあるデータの差を取ることができること,(2)差の大きさに よって順位が付けられることという,2つの条件が必要です。これらは,単に計算ができると言うことではなくて,妥当性があることが必要です。つまり,たと えば,データが5件法(たとえば,「あてはまる」,「ややあてはまる」,「どちらでもない」,「ややあてはまらない」,「あてはまらない」のような順序尺 度)でとられていて,それが1〜5という数値で表されているとすると,引き算はできるが,おなじ差が1であっても,「あてはまる」と「ややあてはまる」の 場合と「どちらでもない」と「ややあてはまらない」の場合は異なる(少なくとも同じではない)ので,(2)の条件を満たさないと言うことになります。この ような場合にはもう少しデータの水準を落とした「符号検定」(単にどちらが優れている・劣っているの情報だけを利用)ということになるでしょう。
対応のあるt検定は,母分布が正規分布であることが望ましいという,一般的なパラメトリック検定が要求するような条件が必要でしょう。
No.06114 Re: 検定結果の評価について 【boketan】 2008/03/11(Tue) 22:27
大変勉強になりました。どうもありがとうございました。
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