No.05939 Re: 近似多項式の差の検定 【青木繁伸】 2008/02/24(Sun) 09:44
薬剤投与との血中濃度ですか?
薬動態力学として確立している分野だと思うのですが?薬剤の種類や投与方法,解毒・排出機序によっても血中濃度曲線は何種類かあるでしょう。私は多項式を当てはめる例は記憶にないですが。
> 全患者のデータを1群とみなして,近似曲線を推定することは問題ないでしょうか?
血中濃度に影響を及ぼすかも知れないいくつかの要因について制御されていれば,まとめて扱ってもかまわないと思います。
> 極小値となる座標であるX値(日数)とY値(予測最低値)に差があるか
関数のパラメータの違いは,推定されるパラメータの標準誤差は得られますから,極小値の (x, y) が関数のパラメータとして表現できれば結果として検定できると言うことになると思います。
No.05940 Re: 近似多項式の差の検定 【かめたろう】 2008/02/24(Sun) 15:06
さっそくのお返事ありがとうございました。
対象としている事例は,投与薬剤の血中濃度ではなく,副作用に 関連した採血データで,投与5日目くらいから減少し,15日目から回復すると(経験的に)いわれている事象で,これまでにモデルを当てはめた報告は私の知 る限りありません。モデル選択の段階から,三角関数なのか多項式なのかシグモイド曲線なのかも考えていかなければならないのですが,先生のお返事に,多少 希望が持てました。さらに深く考えてみたいと思います。
No.05943 Re: 近似多項式の差の検定 【TY】 2008/02/25(Mon) 15:01
nadir statistical model cancer time courseで検索したら
Pharmacodynamic Model of Topotecan-induced Time Course of Neutropenia, Zamboni et al, Clinical Cancer Research Vol. 7, 2301-2308, August 2001
などがありました。
http://clincancerres.aacrjournals.org/cgi/content/full/7/8/2301
残念ながら,全文は購読していないと読めないようです。
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