No.05725 解析方法について  【GONBEI】 2008/02/06(Wed) 21:17

ロットの異なる治療薬の有効性をマウスで調べました。
群設定は以下のとおりです。
治療群1(ロットA)30匹
治療群2(ロットB)30匹
対照群 30匹
目的は治療薬が対照群に比べ効くかどうかを調べるためで,ロット間の優劣を決めるものではありません。
この場合,ダネットの多重検定で有意差検定を行うのではなく,治療群1×対照群,治療群2×対照群間でそれぞれt検定を行う方が適切であると思うのですが,いかがでしょうか?
よろしくお願い致します。

No.05727 Re: 解析方法について  【青木繁伸】 2008/02/06(Wed) 21:52

No.5705 などとも似通っていますが,なぜ対照群とロットA,対照群とロットBのように2回検定しないといけないのか。ロットが違うと効き目が違うなどと言うことは 治療薬の場合考えにくいことでしょう。だったら,2つのロットをプールして対照群と比較するという1回だけの検定で良さそうに思いますけど。
もし ロットごとに検定を行う必要があるにしても,対照群とロットA,対照群とロットBの2回の検定は多重性を考慮する必要がないというわけではないと思いま す。多重性を考慮しないというならば,「対照群とロットAは差がある・ない」,「対照群とロットBは差がある・ない」という独立の別々の結果が2つあるだ けで,「ロットが違っても差がある・ない」という一般的な結論には到達できないと思います。

No.05758 Re: 解析方法について  【GONBEI】 2008/02/07(Thu) 20:29

青木先生,ご回答ありがとうございます。
もし,ロットAの効果が危険率5%でぎりぎりなく,ロットBの効果が危険率5%でぎりぎりある場合,2つのロットをプールして対照群と比較してしまったら,治療薬は有効であるという結果になる場合もあると思います。
今 回の試験の目的は,「ロットが違っても差がある・ない」かではなく,「対照群とロットAは差がある・ない」,「対照群とロットBは差がある・ない」かなの で,t検定を独立して2回行う方がよいと考えました。対照群を1群しか置かなかったのは,動物愛護の観点からでした。多重性を考慮し,対照群を2群(対照 群1とロットA,対照群2とロットB)置くのは意味がないように考えたからです。

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