No.05280 Re: RとR^2 【青木繁伸】 2008/01/07(Mon) 17:41
R は正確に言うと,相関係数ではなく重相関係数です
独立変数が1個のときの重相関係数は相関係数の絶対値に等しいということになります
> 単純にRの値を2乗しても,たいていの場合,R2の値と違います
具体例を挙げていただくと明らかかと思います。
R でやってみると以下のようになりますよ。> x <- 1:5
> y <- c(3, 6, 10, 16, 25)
> ( r <- cor(x, y))
[1] 0.976187 # 相関係数です
> r^2
[1] 0.9529412 # 相関係数の2乗です(一番最後の行の値と比較のこと)
> ans <- lm(y ~ x)
> summary(ans)
Call:
lm(formula = y ~ x)
Residuals:
1 2 3 4 5
1.8 -0.6 -2.0 -1.4 2.2
Coefficients:
Estimate Std. Error t value Pr(>|t|)
(Intercept) -4.2000 2.2978 -1.828 0.16503
x 5.4000 0.6928 7.794 0.00440 **
---
Signif. codes: 0 ‘***’ 0.001 ‘**’ 0.01 ‘*’ 0.05 ‘.’ 0.1 ‘ ’ 1
Residual standard error: 2.191 on 3 degrees of freedom
Multiple R-Squared: 0.9529, Adjusted R-squared: 0.9373 # R^2です
F-statistic: 60.75 on 1 and 3 DF, p-value: 0.004395
> summary(ans)$r.squared # R^2 をもう少し詳しい桁まで
[1] 0.9529412
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