No.05165 二元配置 対応有り 分散分析表 SPSS  【napman】 2007/12/25(Tue) 05:27

2要因とも対応のある二元配置分散分析をSPSSで行ったのですが,結果を分散分析表に書きたいのですが,どう書いていいかわかりません。SPSSの出力のどの部分を使えばいいのでしょうか?

従属変数がいくつかあったため,分析をいくつか行いました。そのうち球面性検定が有意になったものもあります。

分かる方教えて下さい。よろしくお願いします。

No.05176 Re: 二元配置 対応有り 分散分析表 SPSS  【大(わかばマーク)】 2007/12/26(Wed) 14:10

>SPSSの出力のどの部分を使えばいいのでしょうか?
球面性の検定の有意確率と「球面性の仮定」の欄の有意確率じゃないですか?

>球面性検定が有意になったものもあります。
その場合は,Greenhouse-GeisserかHuynh-Feldtの欄の有意確率じゃないですか?

No.05215 Re: 二元配置 対応有り 分散分析表 SPSS  【napman】 2007/12/30(Sun) 00:12

ご返事ありがとうございます。
有意だったかどうかを判断するには,SPSS出力の「Mauchly の球面性検定」で球面性の検定が有意か→「被験者内効果の検定」で球面性の仮定の欄あるいはGreenhouse-GeisserかHuynh- Feldtの欄というのはわかるのですが,それを分散分析表で表すときって,「被験者内効果の検定」のGreenhouse〜,Huynh〜の値を載せる ものなのでしょうか?
どこかで「被験者内対比の検定」の欄の値を使うと聞いたことがあった気がするのですが
違いますでしょうか?
そうすると例えば下の例の分散分析表だと要因Aのところに「被験者内効果の検定」で出てきた値(例えばgreenhouse-geisserとか)を当てはめればいいのですかね? 自由度とかも少数点になったりしますがこれも当たり前なんでしょうかね・・。
分散分析表(SAB)
------------------------------------------
要因 SS df MS F
------------------------------------------
個人差(S) 0.33 2 0.17
要因A 0.06 1 0.06 1.00
S×A 0.11 2 0.06
要因B 4.02 2 2.01 1.73
S×B 4.65 4 1.16
A×B 11.08 2 5.54 9.89*
S×A×B 2.23 4 0.56
------------------------------------------
全体 22.48 17 *p<.05

No.05216 Re: 二元配置 対応有り 分散分析表 SPSS  【青木繁伸】 2007/12/30(Sun) 10:13

No.5215の分散分析表は,「田中敏,山際勇一郎「教育・心理統計と実験計画法」教育出版,P. 122 の例」ですね。そのデータも載っているわけですから,それをSPSSで分析すると,出力される結果がどこに当てはまるのかわかりませんでしょうか?
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/R/SAB.html には,それを R で書いたプログラムをおいてあります。

No.05219 Re: 二元配置 対応有り 分散分析表 SPSS  【napman】 2007/12/30(Sun) 15:54

ご返事ありがとうございます。
出典を示していませんでした。すみません。

被験者内効果の検定の出力欄でよかったことがわかりました。
しかし,球面性の仮定が破れた場合なども,Greenhouse-Geisserの結果を
当てはめてよいのでしょうか。そうすると例えば自由度などは全て小数点第2位などで
表すものなのでしょうか。
また,結果に書く際も(F(小数点df,小数点df)=〜,p<.05)などとなるのでしょうか

もう一つ質問なのですが,SPSSによるMauchlyの球面性検定の出力結果で,
有意確率が表示されなかったり,MauchlyのWや近似カイ2乗の値が0だったりすることが
ありますが,これはどう対処すればよいのでしょうか・・・。

No.05220 Re: 二元配置 対応有り 分散分析表 SPSS  【青木繁伸】 2007/12/30(Sun) 16:39

自由度も小数点以下2桁まで表示されていますか? xx.00 と言うように,.00 になっているのではなくて?
小数自由度になる場合もありますので,今の場合がそうであるならば小数自由度を書くのは当然でしょう。

また,統計量などを小数点以下2桁で表示するというのは慣例でもなんでもありません。お使いになったソフト(SPSS)の仕様に過ぎないと思います。

統 計数値表などでは小数点以下3桁まで表示されている場合が多かったので,そう言う意味では小数点以下2桁でなくて小数点以下3桁程書く方が良いかも知れま せん(従来多くの論文では小数点以下2,3桁表示していることと思います(まあ,慣例ですので,投稿予定の論文誌を見てみれば決着は付くと思います)。

な お,P値は P < 0.05 などという表記の仕方ではなく,P値をちゃんと書くのが近代的なやり方です(P= 0.015 などのように。これも小数点以下3桁程度。表示桁数では P = 0.000 みたいになるときのみ,P < 0.001 のようにすればよろしいでしょう。)。

No.05242 Re: 二元配置 対応有り 分散分析表 SPSS  【napman】 2008/01/03(Thu) 16:11

ご返事ありがとうございました。大変参考になりました。

ちなみに,このような統計のことについて,
田中敏・山際勇一郎「教育・心理統計と実験計画法」教育出版 や,
森敏昭・吉田寿夫「心理学のためのデータ解析テクニカルブック」北大路書房,
他,自分の使ったソフトSPSSの参考書などいくつか読んだのですが
よくわかりませんでした。当然のことであまり詳しく書いていないのでしょうか。
上の本以外にもわかりやすいオススメの統計の本ありましたら誰か教えてください。

No.05246 Re: 二元配置 対応有り 分散分析表 SPSS  【napman】 2008/01/03(Thu) 20:37

度々すみません。
自由度が小数点だった場合,例えば,要因A,Bがあり,
要因Bの自由度が1.665506とSPSSで出されたとき,
1.666などと論文中に書くことはわかりました。

またこのとき,要因Aの自由度が球面性の仮定が破られず2だったとします。

この場合,例えば分散分析表などで要因Aと要因Bの自由度を同じ表に書くようなとき,
要因Aの自由度は桁数を合わせて,2.000などとするものなのでしょうか?
どうもこのような自由度の表し方を見慣れていないせいで迷ってしまいます。
(また,2.000などした場合,別の表についても小数自由度がないものでも2.000,4.000
など小数点で表すべきですよね。)
それともgreenhouse-geisserを使ったということを書き,その自由度のときだけ小数点まで書くのがいいでしょうか。
もし,一般的にはこうしてるというのがありましたら,アドバイス頂ければ幸いです。

No.05247 Re: 二元配置 対応有り 分散分析表 SPSS  【青木繁伸】 2008/01/03(Thu) 20:46

> 例えば分散分析表などで要因Aと要因Bの自由度を同じ表に書くようなとき,要因Aの自由度は桁数を合わせて,2.000などとするものなのでしょうか?

その方がよいでしょうね
欧文誌だと,小数点あわせで小数点以下を書かないものもあります
 123.456
78
9.01234
> 2.000などした場合,別の表についても少数自由度がないものでも2.000,4.000 など少数点で表すべきですよね

後述の

> greenhouse-geisserを使ったということを書き,その自由度のときだけ小数点まで書くのがいいでしょうか。

との違いが私にはよく分かりませんが,要するに首尾一貫させておけばよろしいのではないでしょうか。

また,実際には小数点表記すべき所でも,小数点以下が0だからということで小数点以下の0を省いておいても,特に文句は言われないと思います。

No.05248 Re: 二元配置 対応有り 分散分析表 SPSS  【napman】 2008/01/03(Thu) 22:34

よくわかりました。ご丁寧な説明を頂き本当にありがとうございました。

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