No.04877 多重比較について  【mola】 2007/11/30(Fri) 01:47

初めまして。
初歩的な質問かと思いますが,理解できないことがあり投稿させていただきました。
魚の外部形態を場所を決めて測定しました(たとえば,全長:TL,頭の長さ:a,背鰭の長さ:b,臀鰭の長さ:c,尾鰭の長さ:d,胸鰭の長さ:e,腹鰭の長さ:f)。
aの値に雌雄差があるかを調べる場合,TLが基準となる相対成長なので,TLとaの相関をとり,共分散分析をかけるか,aをTLで割りt検定などをかければ良いものと思います。
し かし,b〜fに雌雄差があるかを調べようとしたところ,多重比較となるので検定を繰り返してはいけないと言われました。また,雌雄差があるかを調べる場 合,判別分析を行う方がよいとも言われましたが,私が調べたいのは「測定した項目で雌雄を判別できるか」ではなく「各項目に雌雄差があるか」なの で,[a-a,b-b,c-c,...]を雌雄で比較するだけで,[a-a,a-b,a-c,b-c,...]の様な比較は行いません。さらに,助言?を 頂いた方からは,1項目だけを比較するのはOKとも言われました。当然のことながら測定部位は数多くあり,なぜ1項目だけならOKなのかも理解できませ ん。
稚拙な質問で申し訳ありませんが,良い方法をお教え下さるようお願いいたします。

No.04903 Re: 多重比較について  【太郎】 2007/12/01(Sat) 09:10

魚の分野ではそのような比較法が一般的でしたらそれに従う必要があるかもしれません。

 植物の分野では,たとえば,草花などでは,草丈,重量,花数,葉数,最大葉長などを調査し,それぞれについて検定を行いますが,各項目の多重性を考慮するということは,あまり行われていません。

 各項目の多重性を考慮する場合,一般に各項目間は独立ではないので,ボンフェローニ法およびその改良法を使うことになると思います。

No.04904 Re: 多重比較について  【mola】 2007/12/01(Sat) 14:31

太郎さん,ご回答ありがとうございます。
私のやろうとしている方法が,魚類の分野で一般的といえるか分かりませんが,ある部分の形質を雌雄で比較しようとした場合,他に方法が思いつきません。
仮に多重性を考慮に入れた場合,比較するべき形質は非常に多くあるため,統計的に比較することは不可能になるような気がしています。
植物の分野での情報をお教えいただき,少し安心しました。
ありがとうございました。

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