No.04493 パーミューテーションと経験的なp値  【KEN】 2007/10/08(Mon) 00:10

ケースコントロール研究(2 by 2 カイ二乗検定)においてパーミューテーションテストにより「empirical p-value」を求めている論文がありました。ケースとコントロールのラベルを何回もシャッフルしたときの統計量とケースコントロール解析した場合の統 計量を比較する方法のようです。イメージはできるのですが,シャッフルの回数が何万回も行われている場合,カイ二乗分布に近づいていくと思います(?)の で,これを行う意味がどのようにあるのか理解できません。どのような利点があるのでしょうか?また,「empirical p-value」は「経験的なp値」と略されるようですが,「経験的な」という意味がいまひとつピンときません。どうぞよろしくお願いいたします。

No.04494 Re: パーミューテーションと経験的なp値  【ひの】 2007/10/08(Mon) 14:04


empirical p-value とはそのまま,empirical probability (経験的確率)のこと。

 ある事象の生起数/試行回数

 で求められる確率です。

パー ミュテーションテストはカイ二乗検定のような近似法と違って,たとえばサンプルが小さいときなどにも問題なく適用でき,理論的にはシンプルで正確です(た だし乱数シミュレーションによる場合は近似的なP値)。パラメトリックな方法が適用できないような条件のデータにも適用できる場合があるというのが利点で しょうか。

No.04495 Re: パーミューテーションと経験的なp値  【KEN】 2007/10/08(Mon) 14:59

ご回答どうもありがとうございました。

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