No.04411 Re: 同時信頼区間の構成について 【太郎】 2007/09/26(Wed) 14:09
>Tukeyの方法を類推適用し,棄却域から信頼区間を構成したところ有意水準が20%を超える
このデータにおっしゃるどの方法を適用しても,処理平均の差が最も大きな処理間差については,Q統計量を用いる場合は,有意確率は変わりません。
F統計量を用いてもそんなに結果は変わらないと思います。
もっともF統計量を用いる方法では同時信頼区間をもとめることはできませんが。
Q統計量を用いた方法では,処理平均の差が最も大きな処理間差の検定は,Tukey,Tukey-Welsch,Peritzどれも同じ結果になります。
以上はこの質問の回答ではありませんが,結論を言わせていただくと,同時信頼区間は,Tukey-Welsch,Peritzを用いることはできないと思います。
これらは,処理平均を大きさの順に並べて外側から内側へ向かって検定を実施するもので,処理平均の位置関係により有意差の限界値が変わり,かつ外側の検定 で有意でなければその内側の検定は無効などという条件付であるため,同一の判定基準で行う同時信頼区間の構成はできないのです。
No.04425 Re: 同時信頼区間の構成について 【1研究員】 2007/09/28(Fri) 00:52
太郎さん,回答のほうありがとうございました.
冒頭の件に関しては,用語の使い方を間違ってしまっていたようでお恥ずかしい限りです.
(TukeyのようにPeritzの棄却限界値を用いたところ,すべての母平均を含まない信頼区区間が20%以上の確率で構成されてしまった という意味です.)
回答の後半につきましては,半分理解半分不明といった感じですが,ステップダウン法の理解のきっかけにするべく引き続き勉強したいと思います.
本当にありがとうございました.
● 「統計学関連なんでもあり」の過去ログ--- 040 の目次へジャンプ
● 「統計学関連なんでもあり」の目次へジャンプ
● 直前のページへ戻る