No.04235 Re: repeated measures ANOVAについて 【ライト】 2007/08/24(Fri) 13:17
>この場合,反復測定の分散分析(repeated measures ANOVA)を行って,群と時間の交互作用があれば,時点別にDunnett検定を実施することで正しいでしょうか?
交互作用「群*時点」が有意であれば,群によって測定データパターンが異なることを意味しますが,検定の多重性の観点から,時点別のDunnett検定は交互作用「群*時点」が有意であるか否かに関わらず行っても良いと思います。
> もし,測定データを実測値ではなく,投与前を100%としてその変化率を基に反復測定の分散分析を行う場合,投与前はすべての個体のデータが100のた め,投与前のデータを除いて分散分析する方が妥当でしょうか?それとも,差がないことは承知の上で統計処理に含めるべきでしょうか?
「投与前」からの変化も見たいのであれば「投与前」のデータも含めて解析した方がいいと思います。
No.04258 Re: repeated measures ANOVAについて 【初心者】 2007/08/27(Mon) 23:17
ライト様
ご教授いただきましてありがとうございます。
投与前からの変化も見たいのであれば,投与前も含めて解析した方がいいということ
ですね。理解致しました。
一方で,群と時間の交互作用が有意でないのに時点別Dunnettが有意の場合はどう考えたら良いのでしょう?
そ の時点のみを対象に統計解析すると有意ではあるが,経時データ全体から見れば時点の作用が群の作用に影響したために,群の作用がたまたま有意に出たという ことでしょうか?例えば,対照群も経時的減少していく測定項目で薬剤の減少効果を見る場合に,薬剤の減少作用は経時による減少が加わったために強く出た ケースなど,交互作用が有意にならず,時点別が有意になるケースでしょうか?
No.04264 Re: repeated measures ANOVAについて 【ライト】 2007/08/28(Tue) 16:45
交互作用「群*時点」が有意でないとき,群ごとの経時データパターンに差がないと言えますが,そのデータパターンがどんな形をしているのかまでは言っていません。
ですから,データ全体をDunnett検定してみたら,どこかの時点とどこかの時点に差が出たり出なかったりしても不思議ではありません。
さらに,データを群で分けて,それぞれのでDunnett検定してみてもいいでしょう。全体では,時点Aと時点Bに差が出たけど,群1にだけ限ったデータでは時点Aと時点Bには差がないということも十分ありえます。
兎にも角にもいろいろやってみるといいと思いますよ^^
No.04280 Re: repeated measures ANOVAについて 【太郎】 2007/08/29(Wed) 10:59
様々な比較を行って,有意な差を見つける場合,厳密には多重性を考慮した方法を用いるべきです。
分散分析を実施するのなら,シェフェの方法ならどんな比較にも適用できます
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