No.03850 Re: よろしくお願いいたします 【QE一辺倒】 2007/07/10(Tue) 13:57
薬物AとBが直交表L4の2列と1列に割りついた形になっています。勿論，AとBの二元配置と同じ意味です。
ですから，特性値の血中ホルモン値が計量値なら，普通にL4（A，Bの二元配置と同じ）の分散分析でいいと思います。
血中ホルモン値がグレード分けされているようなら累積法の分散分析，桁が大きく違って分布していれば対数変換するなどして分散分析でしょう。
No.03870 Re: よろしくお願いいたします 【村田】 2007/07/11(Wed) 17:20
ありがとうございます。
ただ2元配置の分散分析で有意な差があるとでた場合，
薬物Aについて差があるかどうか，薬物Bについて差があるかどうかという結果がでると思います。しかし，4群間でどことどこに差があるかはわからないと思うのですが，，，
2元配置の分散分析→4群の多重比較はできないのでしょうか？
No.03874 Re: よろしくお願いいたします 【QE一辺倒】 2007/07/11(Wed) 18:28
「4群間でどことどこ」の意味が分かりません。
L4では薬物Aが2列，薬物Bが1列です。4群目（L4の4行目）はAとBを投与しているのですから，（1行目＋4行目）−（2行目＋3行目）は交互作用AxBを意味しています。
1群から4群が4水準の一因子という認識をしているのでしょうか?
だったら，4群と1群の比較，4群と2群の比較，4群と3群の比較という対比の分解をやれば，どこに差があるのかは検定できます。でもその三つの変動は直交しません。
Aを投与した群 対 投与しない群，Bを投与した群 対 投与しない群と分ければ直交します。それは，L4の列そのものです。
「X群の多重比較」というのはどういうものか，知りません。
No.03886 Re: よろしくお願いいたします 【田村】 2007/07/12(Thu) 12:35
ありがとうございます。
私の認識では，以下のような表になると考えております。よって，薬物Aと薬物Bの2要因になるので，2元配置分散分析と考えておりますが，それはあっていますでしょうか？薬物Aそして，これで有意な差がでた場合は，「薬物Bで差がある。」または，「薬物Aで差がある」ということがいえると思っております。
なし あり
薬物B なし 1群 2群
あり 3群 4群
しかし，第1群と第2群に差があるか，あるいは第1群と4群に差があるかなどは分かりませんと思うのですが。そのときに，どういう検定をしたらよろしいのでしょうか
No.03891 Re: よろしくお願いいたします 【QE一辺倒】 2007/07/12(Thu) 22:01
データで示します。0は投与しない，1は投与したを意味します。群 A B データ 計
1 0 0 y11 y12 y13 Y1
2 1 0 y21 y22 y23 Y2
3 0 1 y31 y32 y33 Y3
4 1 1 y41 y41 y42 Y4
変動は次のようです。
CF=(y11+,,,+y43)^2/(3*4) f=1
ST=y11^2+,,,+y43^2-CF f=3*4-1
ST1=(Y1^2+,,,+Y4^2)/3-CF f=4-1=3
SA=[(Y1+Y3)-(Y2+Y4)]^2/(3*4) f=1
SB=[(Y1+Y2)-(Y3+Y4)]^2/(3*4) f=1
SAxB=ST1-SA-SB f=1
Se=繰り返し誤差=ST-ST1 f=11-3=8
分散分析表は，次のようです。
Source f
-------+--
A 1
B 1
AxB 1
e 8
-------+--
Total 11
数値例
A B
1 0 0 2 3 4 9
2 1 0 3 4 5 12
3 0 1 4 5 6 15
4 1 1 6 7 8 21
Source f S V Fo
-------+----+--------+------+--------
A 1 6.75 6.75 6.75
B 1 18.75 18.75 18.75
AxB 1 0.75 0.75 0.75
e 8 8 1
-------+----+--------+------+--------
Total 11 34.25
群同士の対比の分解（値は変動）
1 2 3 4
1 1.5 6 24
2 1.5 13.5
3 6
4
この例では「1群と4群の差が大きい」となります。
No.03926 Re: よろしくお願いいたします 【DISIR】 2007/07/16(Mon) 07:05
この試験デザインは
��1群 vs 2群，3群，4群のDunnett検定
��二元配置分散分析
の どちらかで解析する。�，鮑陵僂垢襪里蓮�4群がAとBの併用であることが，それほど重要ではなく，単に対照群との比較に興味がある場合に採用する。�△�A とBの併用であることを意識している場合に採用する。�△埜鮓澪醉僂�有意な場合は，併用効果が相乗的（あるいは拮抗的）となる。
No.03932 Re: よろしくお願いいたします 【太郎】 2007/07/17(Tue) 11:45
あらゆる対比を検討するなら，シェフェの対比の検定を行えばいいと思います。
2群間の比較も，対比の1種ですから。
No.03954 Re: よろしくお願いいたします 【村田】 2007/07/20(Fri) 13:52
＞太郎さん あらゆる対比を検討するなら，シェフェの対比の検定を行えばいいと思います。
Turkeyの検定による4群間の比較ではだめなのでしょうか？
No.03979 Re: よろしくお願いいたします 【太郎】 2007/07/23(Mon) 08:45
>Tukeyの検定による4群間の比較ではだめなのでしょうか
要因効果の分散分析を行うことが前提の場合は，だめです。主効果や交互作用を検討してなおかつ，4群間の比較を行う場合はシェフェの方法が適当です。
試験を行う前から主効果や交互作用を問題にせず，単に4群間の比較を行う場合には，TukeyでOKです。
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