No.03740 Re: アルファ係数の適用について 【青木繁伸】 2007/06/22(Fri) 14:44
実際にやってご覧になると宜しいかと思います
α係数は尺度を構成する変数の選別などに使われると思われ,ケースの選別にはあまり敏感ではないのではないかと思います
ケースの選別には,クラスター分析などが宜しいのではないかとも思います
No.03741 Re: アルファ係数の適用について 【しょう】 2007/06/22(Fri) 15:00
早速のお返事ありがとうございました。
質問文が不適切だったかもしれません。
ケースの選別というよりも不適格者の選別を目的としております。
被験者数が少ない分析型官能評価を行っており,平均値に与える1名当たりの寄与が
大きく,不適格な判断を行う被験者がおりますとデータの信頼性が極端に悪くなります。
そこで,α係数を用いて不適格者の選別に使えないかと考えた次第です。
クラスター分析はケース選別はできますが,不適格者を数値的に判断することが出来ま
せん。
先生の仰る通り,まずは実施して判断したいと思います。
ありがとうございました。
No.03742 Re: アルファ係数の適用について 【青木繁伸】 2007/06/22(Fri) 16:06
> ケースの選別というよりも不適格者の選別を目的
同じことでしょうけど。
通常のデータ行列(行がケース,列が変数)を使うのですか?
一人ずつ除いてα係数を計算して,結果を見ていくんですか?
> 平均値に与える1名当たりの寄与が大きく
それはわかるんですが,α係数を使うというのは,複数の項目を総合してというつもりなんでしょうか。
だとしたら,主成分分析なりをして,主成分得点をプロットすれば,どのケースが並外れた反応をしているのか数量的にもわかると思いますが。
1例ずつ取り出して,残りのデータを基準として,マハラノビス距離を計算し,そのケースが他のケースのデータに含まれる確率を計算してみるというのもよいかも。
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/R/maharanobis.html
まあ,多変量正規分布が仮定できるかなどと言われてしまえば,五十歩百歩。
クラスター分析も,まずは並外れたケースを特定して,そのケースがどのように並外れたかを数量的に判定しようとするなら,各種統計量を比較すればよいと思うんですけど。
いずれにせよ,分析のアイデアがあったら,まずはやってみるのが良いでしょう。
● 「統計学関連なんでもあり」の過去ログ--- 040 の目次へジャンプ
● 「統計学関連なんでもあり」の目次へジャンプ
● 直前のページへ戻る