No.03624 適合度検定における  【tyamada】 2007/06/10(Sun) 15:50

以前,以下のような質問をぶつけたものです。その節は,建設的なご意見ありがとうございました。関連の質問をもうひとつさせてくださいませ。

多 種について,分布と生息地の関係をChi square test for goodness of fit and contingency tablesで調べてみました。次に”では,いったいどの種の生息地と分布の関係が一番強いのでしょうか(一番大きく偏っているのでしょうか)?”という 設問を設けたとします。これを調べるいい方法はないでしょうか?カイ自乗の値がもっとも多きな種がそれである,という判定方法には違和感を感じております (ご存知のとおり,カイ自乗の値は,個体数依存です。個体数が大きな種ほど,少しの偏りで,より大きなカイ自乗の値になります。)。かといって,代替の方 法が思いつきません。お知恵を貸していただければ,幸いです。

以前の質問
生態学をやっています。お知恵を貸してくださいませ。
あ る地域を4つの生息地区分し,植物が,(1)4つの生息地のうちのある生息地へ偏って分布しているか?また,(2)偏っているならば,どの生息地に偏って 多いのか(もしくは偏って少ないのか?)を調べたいと思っています。(1)に対してはChi square test for goodness of fit and contingency tablesで対応できそうですが,(2)の場合どのような方法を用いれば,植物が偏っている生息地を見つけることができるのでしょうか?教えてくださ い。
たとえば,4つの多重検定を行い(1つ目の生息地とその他の生息地,二つ目の生息地とその他の生息地,,,),シーケンシャルボンフェロー二か何かでプロテクションするという方法になるのでしょうか?
教えてくださいませ。

No.03625 Re: 適合度検定における  【ひの】 2007/06/10(Sun) 17:06


 生物の分布を数値化する指数のうちの「集中度指数」をお調べになるとよいと思います。指数の種類によりいろいろ特性がありますので,サンプルサイズに依存しない集中度指数をお使いになるとよいでしょう。ただ,地域を4つに区分というのはちょっと少なすぎるかなぁ。
 また,指数は単に数値化して評価するための方法に過ぎませんので,差の検定をするにはもうひとひねりが必要かもしれません。

No.03627 Re: 適合度検定における  【T】 2007/06/11(Mon) 01:59

「資源選択性の統計解析」というサイトがありますが,参考になるかもしれません。
http://ss.enyo.affrc.go.jp/soft/r_selec1.htm
どのくらいのサンプル数を扱っているのかにもよりますが,動物生態の分野では適合度検定+Bonferroni intervalsが古典的です。

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