No.03494 EVIEWS  【統計文系型】 2007/05/29(Tue) 09:47

EVIEWSで,従属変数がパーセンテージの場合,多項ロジットをかんがえて
いるのですが方法を教えてもらえますか。
また,従属変数が1−0のケースで,プロビット分析の仕方を
教えてください。 どのmethodを使用してよいのかわかりません。。。

No.03495 Re: EVIEWS  【青木繁伸】 2007/05/29(Tue) 10:33

従属変数がパーセントであるような場合,多項ロジットは不適切では?

No.03497 Re: EVIEWS  【統計文系型】 2007/05/29(Tue) 14:07

青木先生 
コメント有難うございます。どのような分析方法が適切なのでしょうか?

No.03499 Re: EVIEWS  【青木繁伸】 2007/05/29(Tue) 14:21

そのパーセント表示の従属変数と,それぞれの独立変数(説明変数)は直線関係ですか?
あるいは,従属変数のロジット(プロビット)を取ったものと独立変数は直線関係ですか?
たぶん,前者の場合であっても,0〜100%の範囲外の予測値は不適切なので,後者になるかも知れませんが。つまり,多項ロジットではなくて,従属変数のロジット,プロビットを取って重回帰分析をすればよいのではないかと思いますが。

No.03505 Re: EVIEWS  【統計文系型】 2007/05/29(Tue) 17:54

アンケート結果のままなので,パーセント表示の従属変数と,それぞれの独立変数(説明変数)は直線関係です。
パーセント表示を100で割り,EVIEWSでLOGIT分析したのですが,下記のようなERRORが出できてしまいます。
Insufficient number of observations after excluding missing and non-(0-1)observations
0/1のケースしか扱わないということなのでしょうか?

先生のアドヴァイスである,従属変数のロジット,プロビットを取って重回帰分析をすればよいというのは,パーセント表示を100で割りロジット変換して,普通に重回帰分析すれば良いということですか? ロジット変換はエクセルの機能だとなににあたりますか?

No.03508 Re: EVIEWS  【青木繁伸】 2007/05/29(Tue) 19:41

> 0/1のケースしか扱わないということなのでしょうか?

そういうことなんでしょう。

> ロジット変換して,普通に重回帰分析すれば良いということですか

そういうことなんでしょう

> ロジット変換はエクセルの機能だとなににあたりますか?

Excel にはなかったかと思いますが。よく知りません。

ロジット変換というのはご存じですか?割合を p としたとき,ln{p/(1-p)} を計算するだけなんですけど...

No.03512 Re: EVIEWS  【統計文系型】 2007/05/30(Wed) 09:02

ロジット変換をしているのですが,太郎丸先生のカテゴリカルデータ解析入門によると,
0.99999をロジット変換して11.513
0.7→0.847
0.5→0.0000
0.3→-0.847
0.01→-4.595
となっているのですが,自分で上記のとおり計算すると
0.99999→4.999995657
0.7→0.367976785
0.5→0
0.3→-0.367976785
0.01→-1.995635195
となってしまいます。

エクセルで=LOG(p/(1−p)と入力しています。 太郎丸先生の本が間違えているのか,自分が間違えているのかどちらなのでしょうか?

No.03517 Re: EVIEWS  【青木繁伸】 2007/05/30(Wed) 10:44

> 太郎丸先生の本が間違えているのか,自分が間違えているのかどちらなのでしょうか

あなたが間違えているのですよ。

Excel のヘルプで,log 関数の定義を調べてみましょう。
Excel は科学計算 oriented ではないことがわかりますね(^_^)

No.03518 Re: EVIEWS  【統計文系型】 2007/05/30(Wed) 14:13

入力をLOG(p/(1−p)ではなく,LN(p/(1−p)にしたらできました。
太郎丸先生のカテゴリカルデータ解析入門ではLOG(p/(1−p)と書かれているのですが,これは誤記ですか?もしくは,LNもLOGも表記は同じということなのでしょうか?

No.03519 Re: EVIEWS  【青木繁伸】 2007/05/30(Wed) 15:09

Excel では,
ln は,底が e である自然対数関数
log は 底を選べる対数関数で,デフォルトでは底が 10 である常用対数関数

普通のプログラミング言語などでは,log と書けば自然対数関数,あるいは,底は選べるがデフォルトが自然対数関数になり,逆に常用対数関数は log10 などという名前であることが多い。

つまり,科学的には log は自然対数を表す
「Excel は科学計算 oriented ではない」とは,そういうこと。
「Excel は,勘定系だからねぇ」ともいわれるようだ。

統計学や数学や科学の教科書で,昔は対数といえば常用対数で log と表現された。なんてったて,e などという面妖な数が底であるなんて,使いようがなかったわけだ。そして,数字ばっかりが載っている「常用対数表の本」が出版されていた。
自 然の現象を表すには底が e である自然対数の方が便利。だんだん,底が e である自然対数の方がよく使われるようになると,従来の常用対数 log と区別するために,ln という関数記号を使うようになってきた。更に,もうほとんどの人は常用対数を使わなくなってくると,log は自然対数を表すものとして使われるようになった。

というような,歴史がある

Excel のように,log を ln として使うときに,底を明示して使うとすれば,log(86, exp(1)) などと,みっともないことをしないといけない(Excel のヘルプでは,もっとみっともない使い方 =LOG(86, 2.7182818) を呈示してある。正確な使い方と比べると有効桁7桁しか一致しない。)

No.03522 Re: EVIEWS  【統計文系型】 2007/05/30(Wed) 17:35

青木繁伸先生

詳しいご説明有難うございます。これで,また学会にむけて進めます。

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