No.02940 Jensen-Shannon divergence  【satoh】 2007/03/07(Wed) 03:17

はじめまして。もしかしたら,初歩的な質問かもしれませんが教えてください。
Jensen-Shannon divergenceでよく,K-L divergenceに「確率0への耐性」を持たせたものと説明してあるのですが,どのような意味なのでしょうか?
JS(p,q)=1/2*KL(p, avrg(p,q)) + 1/2*KL(q, avrg(p,q))
のとき,p=0なら,結局のところ,JS(p,q)=∞となってしまうと思うのですが。
どうぞよろしくお願いします。

※ JS: Jensen-Shannon divergence
  KL: K-L divergence
  avrg(p,q): pとqの平均値

No.02942 Re: Jensen-Shannon divergence  【kzkishi】 2007/03/07(Wed) 12:02

>p=0なら,結局のところ,JS(p,q)=∞となってしまうと思うのですが。

ならないと思いますよ。
divergenceというものをググって初めて見たので不勉強ですが,
http://en.wikipedia.org/wiki/Kullback-Leibler_divergence
にあるKullback-Leibler divergenceとJensen-Shannon divergenceの定義(後者は頁の一番下にある)から見て,
D_KL(P||Q)は,P(x)!=0かつQ(x)=0となるxが存在する場合に+Infに発散するでしょうね。
でもD_JS(P||Q)は,そのような場合でも発散しない。
P(x)=0かつQ(x)=0でも発散しませんね。
x*log(x)→0(x→0)がポイント。

No.02948 Re: Jensen-Shannon divergence  【satoh】 2007/03/08(Thu) 15:29

あっ!!そーか。
x*log(x)→0(x→0)の部分で勘違いしてました。
kzkishiさんありがとうございます。

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