No.02847 有意差検定  【都】 2007/02/23(Fri) 17:04

はじめまして。統計は初心者なので教えてください。
既存分析法から新規分析法に移行する際に,それぞれの分析法でデータをとり,有意差がないことが証明できれば・・・と考えています。
しかし,どの検定を用いていいのかが分かりません。基礎的な質問かもしれませんが,よろしくお願い致します。

No.02856 Re: 有意差検定  【KHiro】 2007/02/26(Mon) 14:23

有意差検定は,異なるという事は有意水準で有意であると言えますが,同じである,差が無いとは言い切れません。

しかし,有意水準をプリングの考え方で行うのも一つの方法でしょうが,実務者としての見地では,
1.枝分かれ実験等で測定誤差の把握を行ない既存分析法と新規分析法の,誤差を比較し,その誤差の大きさを固有技術的に検討をする。(固有技術的に許容範囲なのかどうかなど)

2.検量線とも言われますが,既存分析法と新規分析法の単回帰分析を行ない,散布図を描き回帰の推定をしてそれが,固有技術でどうかといった事の検討を行う。
   尚,回帰直線の既存分析法と新規分析法検定,推定も行ないその結果と固有技術とで考察し判断する。

といったことでしょう。

No.02874 Re: 有意差検定  【夏維】 2007/02/28(Wed) 08:08

1.データの平均値に差がない事を示す.
差がない事を示すには,同等性の検定を行うのも一つの方法だと思います.
技術的にこれ以下の差であれば差はないと見なす基準を設定し,差の区間推定の結果と照らし合わせて判断するという方法です.

この評価をデータを測定する範囲内で何ポイントか行えば一つの証明になると思います.

2.データの精度に差がない事を示す
データのバラツキに関してはGRR(ゲージアールアンドアール)という方法での評価法も検討されてはいかがでしょうか?2つの測定機で測定精度に差があるかどうかを検証する事が出来ます.

● 「統計学関連なんでもあり」の過去ログ--- 040 の目次へジャンプ
● 「統計学関連なんでもあり」の目次へジャンプ
● 直前のページへ戻る