No.02161 偏相関について  【おおき】 2007/01/07(Sun) 03:22

変数Aと変数Bとの相関を調べたところ有意ではありませんでした。そこで,Aと弱い負の相関のある変数Cを統制して,AとBの偏相関を求めたところ,有意(正)でした。BとCは有意傾向の正の相関があり,Aを統制した場合のBとCの偏相関は有意(正)です。
この場合のように,単相関では有意でなかったものが偏相関で有意になるというのはどのように解釈したらよいのでしょうか。

No.02165 Re: 偏相関について  【青木繁伸】 2007/01/07(Sun) 09:19

制御した第3の変数が,が本来の2変数間の関連を歪めているということでしょう。
偏相関を求めて吟味するということは,因果推論の上で重要な役割を持ちます。
因果推論というキーワードで調べると良いでしょう。ここで,簡単に答えられるほど易しいものではありませんので。

No.02167 Re: 偏相関について  【おおき】 2007/01/07(Sun) 13:05

ご回答ありがとうございます。
統計的に今回の結果を検討すると,単相関の場合,Aの上昇によってBも上昇 するけど,AとCには負の相関があるために,Aが上昇するとCが下がってその結果Bも下がる。最終的にはAの影響で上がったBとCの影響で下がったBとが 相殺される感じになって,AとBの間の相関がみられなくなった,ということでいいのでしょうか。そしてこの考え方をもとに因果関係を推論すればいいので しょうか。わかりにくい文章になってしまってすみませんが,回答していただければ幸いです。

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