No.02144 判別分析とロジステック回帰分析  【mimo】 2007/01/05(Fri) 00:49

目的変数がA群とB群の2群である場合に,複数個の説明変数(すべて連続変数)により2群の判別が可能かどうかを,判別分析により行いました。(データ数は十分にあります。)その結果,実際の現象をよく説明し得る結果を得ることができました。
しかし,「判別分析は説明変数の正規性が前提である」という話があり,確認したところ,正規性のある変数はほとんどありませんでした。そこで,ロジスティック回帰分析は正規性を前提としないと聞き及んだので,この分析により2群の判別をすることにしました。
2群の判別といっても,判別に影響を及ぼす説明変数は何か?という問いに対する回答が得られれば,最低限,良しと考えています。
説明変数に正規性が保証されないので,ロジスティック回帰分析により2群の判別を行う,という考え方は,そもそも間違っているのでしょうか。
日 科技連のJUSE-QCASソフトを使用して手動変数選択により解析を行うと,それらしい結果が出ました。つまり,ロジステック分析の結果,判別分析の時 と同じ説明変数が2群の判別に影響するという結果が求められました。判別分析でも実際の現象をうまく説明できる結果となったので,実質的な問題はないのだ ろうとは考えていますが,正規性についての疑問が引っかかっています。
このような処理方法,考え方で問題があるかどうかお教えいただければ幸甚です。


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