No.02133 セルに0がある場合  【mow】 2007/01/04(Thu) 18:59

比率の差の検定で,セルにOという値がある場合,期待度数5未満では使用しないようにということなので,カイ二乗検定は使 えないことはわかります.では,McNemar検定やコクランのQ検定では大丈夫でしょうか?McNemar検定もb+cが小さい場合は二項検定をすると いうことなので,実際は,二項検定とコクランのQ検定ではセルにOという数値があっても使用可能かどうかということになると思います.
ちなみに SPSSでは,セルに0の数値があっても統計処理ができ,結果が出力されました.JMPでは結果が出力されませんでした.統計学の計算上は可能だが, JMPでは処理できないのか,統計学上セルに0があるとだめなのかが知りたいのですが.初歩的な質問で申し訳ありません.

No.02134 Re: セルに0がある場合  【mow】 2007/01/04(Thu) 19:23

下記のサイトで2群間で率の差を検定するの部分に

セル内サンプルの数が少ない(5以下程度)
対応のある場合1 Exact probability test ( not common)
対応のない場合2 Fisher's exact probability test          
  
とありました.Exact probability test ( not common)がどういった検定を
意味しているのでしょうか?二項検定を指していますか?

No.02137 Re: セルに0がある場合  【青木繁伸】 2007/01/04(Thu) 20:47

そのページを作った方に質問されると良いでしょう。

コクランのQ検定でセルが0というのは,意味がよく分かりません。

二項検定は0というのはまっとうなデータなので,検定できないわけがありませんね。

また,件のページに not common とあろうが,正確な検定(exact test)を,常に採用すればいいだけです。
理論的に計算できるのに,あるソフトで計算できないというのはいろいろ理由があるでしょう。
計算はできるが,不適切な場合。
計算はできるが,そのソフトが対応できていない場合。
あるいは,全くのチョンボ。

No.02140 Re: セルに0がある場合  【mow】 2007/01/04(Thu) 21:53

コクランのQ検定のセルが0というのは誤った表現でした.先生の例題でいうと,状況1がすべて0(状況1は 100%失敗)というような状況を言いたかったのです.わからないなりに先生の例題を手計算してみました.私が先ほどから言ったような状況を設定すると, たとえば例題の状況1がすべて失敗であったら,G1=0となるだけで,そのまま検定の計算は可能ですね.理解不足でおかしいことを言っていたらご指摘くだ さい.

● 「統計学関連なんでもあり」の過去ログ--- 039 の目次へジャンプ
● 「統計学関連なんでもあり」の目次へジャンプ
● 直前のページへ戻る