No.02094 無相関検定について  【明】 2006/12/31(Sun) 14:35

心理学関係の論文を読みながら,疑問に思ったことがいくつかあり,お教え頂けないかと思っています。

1)バリマックス回転をした因子の,下位尺度相関を取ることに意味はあるんでしょうか。それならば最初から斜交回転をすればいいのではないかと思うのですが,間違っているでしょうか?

2)無相関検定において,相関係数0.1で有意となった場合,「相関がある」というよりは,「相関がない」ことの積極的な証明になるのでしょうか?

3)無相関検定において,有意でない場合,特にp値が099などであった場合,「もし相関が0だったとしたら,100回中99回は出るような結果」という意味なのでしょうか?

質問が多くてすみませんが,よろしくお願いします。

No.02096 Re: 無相関検定について  【青木繁伸】 2006/12/31(Sun) 15:33

1) 斜交回転をすればよいと思います。なお,斜交回転するのと下位尺度の相関をとることは同じことではありません。

2) 有意となったと言うことは,その相関係数は0ではないと言うことです。相関がないことの積極的な証明には(消極的な証明にも)なりませんね。もっとも,0ではないが取るに足りない相関だというだけの話です。

3) 検定の基礎をもう一度おさらいした方がいいでしょう。あなたの言っている通りです。

No.02099 Re: 無相関検定について  【明】 2006/12/31(Sun) 16:27

お答えいただきありがとうございます。加えて質問したいのですが

2)についてなのです。「取るに足りない相関である」ということは,
たとえば親子関係と非行との相関が0.1で有意ならば非行は親子関係がどうであろうと,あまり実質的な意味がない。それは全体の1%ほどにしか関係しない取るに足りないものだ
などと言えるのでしょうか。

● 「統計学関連なんでもあり」の過去ログ--- 039 の目次へジャンプ
● 「統計学関連なんでもあり」の目次へジャンプ
● 直前のページへ戻る