No.01832 t検定 独立な2群の平均値差の検定  【心理統計初心者】 2006/12/08(Fri) 23:51

こんばんは。初めて質問させていただきます。
以下,2つの質問について教えてください。
よろしくお願い致します。
1つ目の質問
 統計的に有意な平均値差がないことがわかった場合,2群の平均値は完全に等しいということが実証されたと考えてよいのでしょうか?
2つ目の質問
 同年齢の男女の身長の平均値差についてt検定をしたところ,男性の方が有意に大きいことがわかった場合に,「男性の中には女性よりも背の低い人はいない」という結論を導くことができるでしょうか?

No.01833 Re: t検定 独立な2群の平均値差の検定  【K.Hiro】 2006/12/09(Sat) 06:28

1.統計的検定では,等しいという事は,断定できません。
  ゆえ,一般に「異なるとは言えない」と言った表現をします。
  参考までですが
  どうしても,立証したいとかそういったことを言いたい場合,色々とありますが
  通常の検定で用いる有意水準5%を25%にして検定してって言う人もいます。

2.仮説検定ですから,良くその仮説を見て下さい。
  2-1 片側検定か,両側検定か?
  2-2 平均値の検定ですから,平均値が検定に用いた有意水準で有意であるということしかいえません。ですから貴方の言いたい全ての人に対して(個々の人)には当てはまりません。

以上検定の基本中の基本です。

No.01849 Re: t検定 独立な2群の平均値差の検定  【心理統計初心者】 2006/12/09(Sat) 23:59

とても丁寧に教えていただき,ありがとうございました。
もう1度本読み直します。
またわからなければ投稿させていただくので,是非教えてください。
よろしくお願い致します。

● 「統計学関連なんでもあり」の過去ログ--- 039 の目次へジャンプ
● 「統計学関連なんでもあり」の目次へジャンプ
● 直前のページへ戻る