No.01662 偏差値の足し算  【すずき】 2006/11/28(Tue) 14:18

非常にレベルの低い質問で恐縮なのですが,2つの分布から偏差値を計算した値 X と Y があります。

例えば,これが英語と数学の偏差値だったとします。そして,英語と数学の学力から総合偏差値を出す時,総合学力=X+Y としてしまっていいのでしょうか?

想像では「相対的な偏差値の足し算」には無理があると思うのですが,明確な反証があればご教授いただけたらと思います。また,2つの偏差値から総合偏差値を計算する方法はあるのでしょうか? さらには偏差値同士で平均をとってもいいのでしょうか?

よろしくお願いしますm(__)m

No.01663 Re: 偏差値の足し算  【青木繁伸】 2006/11/28(Tue) 14:54

主成分分析の考え方
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/lecture/PCA/model.html
からすると,二つの偏差値を足して総合偏差値を作るのは,何も問題がないでしょう。
その総合偏差値は,第1主成分に相当するものになるわけですね。

偏差値同士の平均というのは,数学と英語の偏差値の平均値という意味ですか?
足し算に問題がないのでしたら,足した後そのまま使おうが半分にして(2で割って,つまり平均値)使っても,同じですね。

R でシミュレーション
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/R/index.html で定義した関数を使っています
> d <- gendat2(100, 0.7)*10+50 # 相関係数が 0.7 の2次元正規乱数
> wa <- apply(d, 1, sum) # 二変数の単なる合計値
> ans <- prcomp2(d, pcs=1,cor=TRUE, scores=TRUE, verbose=FALSE)
> cor(wa, ans$x[,1]) # 第1主成分得点 ans$x[,1] との相関係数
[1] 1 ← 完全な相関(乱数の状況によっては-1になることもあるが,符号は無関係)

No.01664 Re: 偏差値の足し算  【すずき】 2006/11/28(Tue) 16:03

早速のお返事ありがとうございます。
>偏差値同士の平均というのは,数学と英語の偏差値の平均値という意味ですか?
そのとおりです。

主成分分析との関係ですが,(私の理解では)2次元の場合ではf_1方向への分散が最大になるように軸を回転させて,f_1がもっとも代表的な軸になるようにして,原点−d_1の距離が総合得点となるのは理解できました。

今のケースでは,異なる2つの分布から出現した偏差値を単純に足すことでも主成分分析の「考え方」を取り入れているという理解でよろしいでしょうか?(今の私の理解では,少し数学的に人に説明するのが難しい感じです)

Rについては早速試してみます。どうもありがとうございました。

No.01665 Re: 偏差値の足し算  【青木繁伸】 2006/11/28(Tue) 17:05

> 異なる2つの分布から出現した偏差値を単純に足すことでも主成分分析の「考え方」を取り入れているという理解でよろしいでしょうか

以下の式の最初のものが第1主成分で,それは,二つの標準得点を合計したものを√2で割ったものと定義されていますよね。
偏差値は,標準得点を10倍して50を足したものですから,二つの偏差値を足したものと第1主成分は単純な比例関係にある(つまり相関が1)ということ。

fig


No.01666 Re: 偏差値の足し算  【すずき】 2006/11/28(Tue) 18:08

どうもありがとうございました。今後ともよろしくお願いします

● 「統計学関連なんでもあり」の過去ログ--- 039 の目次へジャンプ
● 「統計学関連なんでもあり」の目次へジャンプ
● 直前のページへ戻る