No.01184 Re: やはり各ステージ毎で統計にかける? 【青木繁伸】 2006/09/26(Tue) 21:12
あなたの直面している問題の特殊な面と一般的な面を切り分けていただけると分かりやすくなると思うのですが。
もっとも,切り分けられないからこそ,質問している訳なんでしょうけどね。
> 発生ステージ(例えば二細胞期・浮遊幼生期など)毎に酸素消費量を測定し,1時間1ミリ立方メートルあたりの傾きを算出しました
ある条件ごとに,統計処理をし,一つの統計数値を得たということでしょうか。
> Aがコントロール,Bがトリートメントとして,各ステージ毎の酸素消費量(n = 5-10)をAとBの間で比べます。
そのような数値を比べたいと言うことですか。
> (1)傾きの数字をそのまま統計にかけてもよいのでしょうか?性質は全く違いますが「%」の場合は角変換したりするというように,傾きでも何かすべき事があるのでしょうか?
比較すべきものが,何らかの特性値を表すものであるなら,それを統計の対象とするのは特に問題はないと思います。
たとえば,車のエンジンの性能を測るために色々な測定値,及びその測定値から算出される特性値を評価対象地とすることをこばむ理由はないと思いますけど。
> 2)各ステージ毎に,独立した二群の差の検定(Student,Welch,Mann-Whitney)を使って,毎度AとBを比べることは問題ないでしょうか?
ノンパラ,パラメトリックを問わないと言うのなら,そのアプローチに文句を付けることはできないと思いますけど。
> (3)前の質問の場合には,例えば「二細胞期ではAとBの間で酸素消費量に差があるorない」といえるのでしょうが,全体としてAよりBの方が酸素消費量 が多い,要するに「二細胞期から浮遊幼生期まで,全体的にBの方が酸素消費量が多い」と言いたい場合には,どのような統計方法を使えばよいのでしょうか? 面積を測るしかないのでしょうか?
これは,ずいぶん,論理が飛躍しているように思われるのですが,あなたの専門分野でそのようなことが問題ないのなら,問題ないのでしょう。
No.01188 Re: やはり各ステージ毎で統計にかける? 【ピヨコ】 2006/09/27(Wed) 15:58
ご丁寧にどうもありがとうございます。(1)と(2)については理解しました。(3)について,もう一度だけ質問 させて頂ければと思います。「面積を測る」などと飛躍するのではなく,このようなデータを比べる方法はあるのでしょうか?それとも,通常は(2)で終わる のでしょうか?要するに,AよりBの方が持ってるエネルギーストックが多い,と言いたいのですが。。しつこく質問してすみません。よろしくお願いします。
● 「統計学関連なんでもあり」の過去ログ--- 039 の目次へジャンプ
● 「統計学関連なんでもあり」の目次へジャンプ
● 直前のページへ戻る