No.00932 対応のある二元配置分散分析のデータの欠けについて  【諏訪】 2006/08/23(Wed) 18:56

1要因が独立,1要因に対応のある二元配置の場合。繰り返し要因において各水準下に測定値(従属変数)が存在するのが通常 だと思うのですが,同じ標本からの繰り返しの測定にも関わらず,いくつかの水準下の測定値が欠けてしまっている場合でも分散分析は行えますでしょうか?自 然海中の標識標本から毎月データを取っているのですが,月によってデータを取れなかった標識標本が存在しているため困っています。どうかご教授の程よろし くお願いいたします。

No.00934 Re: 対応のある二元配置分散分析のデータの欠けについて  【にゃんちゅう】 2006/08/23(Wed) 20:31

proc mixed を使えばいいでしょう。でも欠損値が多くある場合はダメかも。

No.00972 Re: 対応のある二元配置分散分析のデータの欠けについて  【諏訪】 2006/08/25(Fri) 16:39

ありがとうございます。
proc mixedは初耳だったのですが,ネットで調べてみました。
下記「two-way ANOVA of mixed design」のことでしょうか。

No.00973 Re: 対応のある二元配置分散分析のデータの欠けについて  【にゃんちゅう】 2006/08/25(Fri) 16:49

SAS にあるproc mixed です。日本語では「線形混合モデル」と言われてます。

No.00975 Re: 対応のある二元配置分散分析のデータの欠けについて  【諏訪】 2006/08/25(Fri) 17:23

SASは手元に無いのですが,ネットでSPSSでもproc mixedによる分析ができるとの記述(下記URL内)がありました。SPSSなら近所にあるので原理を勉強してから試みてみます。ちなみに欠損値は全体の15%程度になります。
http://www.ec.kagawa-u.ac.jp/~hori/spss/tokidoki17.html

No.00979 Re: 対応のある二元配置分散分析のデータの欠けについて  【QE一辺倒】 2006/08/25(Fri) 21:20

「繰り返し不ぞろいの場合は調和平均を使う。欠測値の処理は逐次近似法を使う」のが実験計画法では常道手段です。

No.00980 Re: 対応のある二元配置分散分析のデータの欠けについて  【青木繁伸】 2006/08/25(Fri) 22:30

> 調和平均を使う

どの教科書だったか,調和平均を使うのは近似的な方法であるから SAS を使えと書いてあって,びっくりした。
「SAS」を使えというのにびっくりした。他の手段はないのかと。。。

No.00988 Re: 対応のある二元配置分散分析のデータの欠けについて  【青木繁伸】 2006/08/28(Mon) 11:29

田中敏,山際勇一郎著「ユーザーのための教育・心理統計と実験計画法」教育出版
134ページ
ただ し,調和平均による「等しいN」は簡易の対処であり,あまりにデータの個数のアンバランス(くいちがい)が大きい場合には不適当である。その場合,データ の個数のアンバランスに応じた重みづけを各要因の分散に施すことになるが,手計算のレベルではない。大型計算機における専用のプログラムを用いていただき たい。SASのGLMではTYPEIIISSがこの重み付けを施した分散にあたる。

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