No.00908 推定値(回帰係数)を統計にかける  【中川】 2006/08/16(Wed) 14:39

生き物の体の大きさと色々な形質の関係を調べています。アロメトリーの問題ではなく,一例を挙げると大きな個体ほど大きな 餌を食べるというような関係についてです。私の知りたいことは,その関係の度合いが変わる要因は何かということです。例えば,体の大きさに対する餌の大き さの回帰係数が大きければ「体が大きいほど大きな餌を食べやすい」ということで,ゼロであれば「体の大小は関係ない」と考えられます。このような関係の度 合いが年によって変化するわけですが,回帰係数の値を要因と考えられる環境要因の値で相関をとることは適切なことでしょうか。そうすることで,気温が高い (天敵が少ない,他の餌が多いor生息地が広い)年には,体が大きいほど大きな餌を食べやすい傾向がより強くなるといった議論ができるのでしょうか。回帰 係数はあくまで推定値であり,その推定値を統計にかけることはまずいと習った記憶が微かにあります。もし他に適切な統計処理の方法があれば教えていただけ ないでしょうか。

No.00913 Re: 推定値(回帰係数)を統計にかける  【青木繁伸】 2006/08/16(Wed) 22:58

変数間の影響の関係を図示してみる(要するにモデルを考えると言うこと)。
そして,そのモデルをパス解析(現在ではSEM)してみるというのが妥当なんではないでしょうか。

「年ごとに変わる」というのも,突き詰めてみれば,その年には何があったのかということですよね。複数個の変数が織りなす状況が年ごとに変わるわけで,それによってある変数が最終的な変数にどのような影響を及ぼすかが変わってくるように見えるという。。。。

No.00917 Re: 推定値(回帰係数)を統計にかける  【中川】 2006/08/17(Thu) 11:13

ありがとうごさいます。パス解析は何度か耳にしたことがあったんですが,このような問題で使うんですね。でも今はSEMなんですね。とりあえず共分散構造分析の考え方を調べてみたいと思います。

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