No.00093 two-way ANOVAの事後検定  【けい】 2006/05/19(Fri) 15:19

いつも参考にさせていただいております。勉強していて混乱してきたので伺いたいのです。
2元配置分 散分析の単純な例を今検討しているのですが2つの要因がありまして,要因A(水準数2,水準名をa1,a2とする),要因B(水準数2,b1,b2)と場 合のもっとも単純な場合の2x2の分散分析です。分散分析の結果,要因Aに主効果有,要因Bに主効果有,さらにA x Bの交互作用効果も有,と結果が出ました。そこで,事後検定として,水準b1における要因Aの効果,水準b2における要因Aの効果,水準a1における要因 Bの効果,水準a2における要因Bの効果,を検討するべきだと考えたのですが,その方法が判然としないのです。いくつか本やWebを調べると「単純主効果 検定(simple main effect test)」なるものを見つけたのですが,論文上ではほとんどお目にかかりませんでしたし,RやSPSSなどでデフォルトで実行できる代物でもないような ので,一般的方法である気がせず使用することに躊躇します。Tukeyの対比法を4つの平均値(a1,a2,b1,b2)に対して用いていいものか,さら には単純に対比較をt検定を4回用いて行ってよいものか(a1 vs a2; a1 vs b1; b1 vs b2; a2 vs b2ということ),混乱して判断が出来なくなりました。教科書的な内容で申し訳ないですが,「一般的」と思われる対処法をご存知の方がいれば,方法や文献 などを教えてくださると嬉しいです。

No.00094 Re: two-way ANOVAの事後検定  【青木繁伸】 06/05/19(Fri) 17:27

田中敏,山際勇一郎「ユーザーのための教育・心理統計と実験計画法」教育出版
森敏昭,吉田寿夫「心理学のためのデータ解析テクニカルブック」北大路書房
は,ご覧になったのでしょうか?

No.00095 Re: two-way ANOVAの事後検定  【けい】 06/05/19(Fri) 17:53

青木様,ご返事有難うございます

単純主効果検定を知ったのは「心理学のためのデー タ解析テクニカルブック」からですが,当初それを頼りに単純主効果検定を用いようと考えました。しかし論文を英語でまとめる段階において改めて他の統計の 書籍等をあたりましたが,あまり紹介されておらず,どの程度一般的なのか疑問を持つようになりました。かといって,事後検定においての解説はほとんどが one-wayANOVAでの解説が多いですし,two-wayの場合(さらに交互作用有の場合)は意外なぐらい事後検定について紹介されておらず,結局 「単純主効果検定」ぐらいしか見当たらなかったのです。そこで他にどんな手法があるのだろうとお伺いしたのでした。

紹介された「ユーザーのための教育・心理統計と実験計画法」はまだ読んでないので一度読んでみたいと思います。

「一般的な方法」を求めることは,出てきたデータの統計的解釈においてはあまり本質ではないですが,今後もこのような分析を行っていくだろうし,基礎からどんな方法があるのかを知りたいと思いご相談しました。

No.00098 Re: two-way ANOVAの事後検定  【にゃんちゅう】 06/05/19(Fri) 20:12

spssにおけるsimple effectはMANOVA で簡単に求めることができます。reference でも何度も言及されています。

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