★ 共分散分析での平行性の検定と回帰の有意性の検定 ★
9748. 共分散分析での平行性の検定と回帰の有意性の検定 サック 2006/03/31 (金) 06:06
└9762. Re: 共分散分析での平行性の検定と回帰の有意性の検定 迷える子羊 2006/04/03 (月) 12:57
└9786. Re^2: 共分散分析での平行性の検定と回帰の有意性の検定 サック 2006/04/05 (水) 07:56
├9797. Re^3: 共分散分析での平行性の検定と回帰の有意性の検定 にゃんちゅう 2006/04/05 (水) 20:44
└9789. Re^3: 共分散分析での平行性の検定と回帰の有意性の検定 迷える子羊 2006/04/05 (水) 12:49
9748. 共分散分析での平行性の検定と回帰の有意性の検定 サック 2006/03/31 (金) 06:06
初めて投稿させて頂きます。
よくこのHPで勉強させてもらっています。
先日,某国で二つの民族出身の生徒(民族Aと民族B)を対象にテストを実施しました。家庭の社会経済状況を統制して,民族Aと民族Bのテストの点数で差が見られるかを検証したい思っております。 そのため,共変量として変数「生徒の家庭の経済状況」と変数「生徒の親の学歴」の2つを共変量し,民族Aと民族Bからなる変数「民族」を固定因子,「テストの点数」を従属変数として共分散分析を行おうとしました。しかし,平行性の検定では交互作用が見られ,回帰の有意性の検定では回帰の有意性は見られませんでした。
このような場合には,共分散分析の使用を諦めるしかないのでしょうか?また,「生徒の家庭の経済状況」と「生徒の親の学歴」を統制した上で両民族間(民族Aと民族B)の「テストの点数」の差を検証する他の方法がありましたら,教えていただければ幸いです。
よろしくお願い致します。
|
[このページのトップへ]
9762. Re: 共分散分析での平行性の検定と回帰の有意性の検定 迷える子羊 2006/04/03 (月) 12:57
間違っていたらごめんなさい(どなたか教えてください)。
「生徒の家庭の経済状況」と「生徒の親の学歴」の2つをそれぞれ任意の数のブロックに分けて,3元配置の分散分析にしたらいかがでしょうか。
>
> 先日,某国で二つの民族出身の生徒(民族Aと民族B)を対象にテストを実施しました。家庭の社会経済状況を統制して,民族Aと民族Bのテストの点数で差が見られるかを検証したい思っております。 そのため,共変量として変数「生徒の家庭の経済状況」と変数「生徒の親の学歴」の2つを共変量し,民族Aと民族Bからなる変数「民族」を固定因子,「テストの点数」を従属変数として共分散分析を行おうとしました。しかし,平行性の検定では交互作用が見られ,回帰の有意性の検定では回帰の有意性は見られませんでした。
> このような場合には,共分散分析の使用を諦めるしかないのでしょうか?また,「生徒の家庭の経済状況」と「生徒の親の学歴」を統制した上で両民族間(民族Aと民族B)の「テストの点数」の差を検証する他の方法がありましたら,教えていただければ幸いです。
> よろしくお願い致します。
|
[このページのトップへ]
9786. Re^2: 共分散分析での平行性の検定と回帰の有意性の検定 サック 2006/04/05 (水) 07:56
ありがとうございます。おかげで,このようなケースでは,よく論文で3元配置が使われているのを思い出しました。
ただ,「共分散分析は多変量であるが,その中一つの基準(依存)変数にしか興味をおかない。他の統制変数は基準(依存)変数を調整する為に用いられるだけである。これに対し散布分析ではすべて同じ重みを持つ。即ち依存関係ではなく相互依存が取り扱われる」(岩原信九朗,2001年,教育と心理のための推計学,p.302)とあることから,共分散分析と3元配置では少しニュアンスが違うようですね。
もう少し勉強してみます。
|
[このページのトップへ]
9797. Re^3: 共分散分析での平行性の検定と回帰の有意性の検定 にゃんちゅう 2006/04/05 (水) 20:44
> ただ,「共分散分析は多変量であるが,その中一つの基準(依存)変数にしか興味をおかない。他の統制変数は基準(依存)変数を調整する為に用いられるだけである。これに対し散布分析ではすべて同じ重みを持つ。即ち依存関係ではなく相互依存が取り扱われる」(岩原信九朗,2001年,教育と心理のための推計学,p.302)とあることから,共分散分析と3元配置では少しニュアンスが違うようですね。
岩原信九郎の本は古いので用語が今のとちょっと違ってます。
「散布分析」というのは今では使うことはないですが,引用箇所のちょっと前を見れば,散布分析=多変量分散分析(MANOVA)であることがわかります。多変量分散分析は従属変数が複数ある場合であって,分散分析は従属変数は1変数です。
ですから,ここを引用して,分散分析と共分散分析が違うというのは間違ってます。
|
[このページのトップへ]
9789. Re^3: 共分散分析での平行性の検定と回帰の有意性の検定 迷える子羊 2006/04/05 (水) 12:49
もちろん共分散と3元配置は違いますが,共分散分析はできないわけですし,それでも何らかの影響を除きたいということで,ブロッキングかしらと思いました。
|
[このページのトップへ]
● 「統計学関連なんでもあり」の過去ログ--- 037 の目次へジャンプ
● 「統計学関連なんでもあり」の目次へジャンプ
● 直前のページへ戻る