★ 回帰式のF検定の方法 ★

9726. 回帰式のF検定の方法 経済院生 2006/03/28 (火) 18:34
├9732. Re: 回帰式のF検定の方法 マスオ 2006/03/29 (水) 01:06
└9728. Re: 回帰式のF検定の方法 青木繁伸 2006/03/28 (火) 21:36
 ├9731. Re^2: 回帰式のF検定の方法 経済院生 2006/03/28 (火) 23:00
 │└9747. Re^3: 回帰式のF検定の方法 マスオ 2006/03/31 (金) 01:07
 │ └9763. Re^4: 回帰式のF検定の方法 経済院生 2006/04/03 (月) 19:29
 └9730. Re^2: 回帰式のF検定の方法 経済院生 2006/03/28 (火) 22:51


9726. 回帰式のF検定の方法 経済院生  2006/03/28 (火) 18:34
単回帰式
y=ax+b
において
a=1
であることをF検定で確かめたいのですが
その方法をご存知の方おりましたらレスいただければ幸いです.

重回帰式と同様に,単回帰式でも
a=0
かどうかをF検定することが可能ですが
a=1
かどうかをF検定する方法がいくら探しても分からないのです.

ご存知のように
t検定でa=1を検定する場合にはa=0のt値を
a=1のt値に修正することによりt検定を行うことが出来ますが
上述したF検定の場合ですと,修正の方法が見当たらないのです.


     [このページのトップへ]


9732. Re: 回帰式のF検定の方法 マスオ  2006/03/29 (水) 01:06
y = (a' + 1) * x + b

とすれば a'<> 0 の検定になるから,

モデル
y - 1 * x = a' * x + b

を分散分析すればよいのかな?

いずれにしても有意性の検定なので,有意でなければ「a=1でないとは言えない」ですが...

     [このページのトップへ]


9728. Re: 回帰式のF検定の方法 青木繁伸  2006/03/28 (火) 21:36
> 重回帰式と同様に,単回帰式でも
> a=0
> かどうかをF検定することが可能ですが
> a=1
> かどうかをF検定する方法がいくら探しても分からないのです.
>
> ご存知のように
> t検定でa=1を検定する場合にはa=0のt値を
> a=1のt値に修正することによりt検定を行うことが出来ますが
> 上述したF検定の場合ですと,修正の方法が見当たらないのです.

t分布とF分布の関係の話とは違うんですかねぇ。
> x=1
> pt(x, df=10, lower=F)
[1] 0.1704466
> pf(x^2, df1=1, df2=10, lower=F)/2
[1] 0.1704466

     [このページのトップへ]


9731. Re^2: 回帰式のF検定の方法 経済院生  2006/03/28 (火) 23:00
説明が複雑になってしまったのですが
簡略に再度申し上げますと
y=ax+b
という回帰式において
a=1 かつ b=0
であることを検定したいのですが
その検定方法をご存知の方おりましたら
レスいただけると幸いです。
F検定を使うらしいという情報はあるのですが
具体的にどう計算すればいいのかが全く分からないのです。

該当する参考文献としては
Hayashi, Fumio. (2000) "Econometrics."44ページの
"Sometimes, the null is that a set of individual regression
coefficients equal certain values. For example, assume K=2
and consider
H0: β1=1 and β2=0.
で始まる例と
和合肇・伴金美『TSPによる経済データの分析[第2版]』
107ページの計算例
があります。




> t分布とF分布の関係の話とは違うんですかねぇ。
> > x=1
> > pt(x, df=10, lower=F)
> [1] 0.1704466
> > pf(x^2, df1=1, df2=10, lower=F)/2
> [1] 0.1704466

     [このページのトップへ]


9747. Re^3: 回帰式のF検定の方法 マスオ  2006/03/31 (金) 01:07
> a=1 かつ b=0
> であることを検定したいのですが

ということと,

> H0: β1=1 and β2=0.

ということがちがうことがわかりますか?

H0: a=1 and b=0. すなわち,「(a=1 かつ b=0)ではない」という仮説の検定であれば,

例えば Rでは,

m1 <- lm(I(y - x) ~ x)
m0 <- lm(I(y - x) ~ 0)
anova(m1, m0)

とか,

# gmodelsパッケージのインストールが必要
library(gmodels)
m <- lm(y ~ x)
glh.test(reg=m, cm=rbind(c(1, 0), c(0, 1)), d=c(0, 1))

とかになると思います.

Excelなどでしたら,y-x の平方和(SS0)から y-x = a*x+b で回帰した時の残差平方和(SS1)を引いた差(SS0 - SS1,自由度 2)を,SS1を残差平方和としてF検定してやればよいでしょう.

     [このページのトップへ]


9763. Re^4: 回帰式のF検定の方法 経済院生  2006/04/03 (月) 19:29
マスオ様
レスありがとうございました
↓の方法によって解決しました
制約なしと制約ありの残差を求める方法が
下記そのものですね.本当にありがとうございました!

> Excelなどでしたら,y-x の平方和(SS0)から y-x = a*x+b で回帰した時の残差平方和(SS1)を引いた差(SS0 - SS1,自由度 2)を,SS1を残差平方和としてF検定してやればよいでしょう.

     [このページのトップへ]


9730. Re^2: 回帰式のF検定の方法 経済院生  2006/03/28 (火) 22:51
レスありがとうございます
↓についてですが私の知識がないこともあり
読み取ることができません。
エクセルの関数形ではどう処理するのでしょうか?
お分かりであれば再度レスいただけると幸いです。

なお,関係する項目としましては
Hayashi, Fumio. (2000) "Econometrics."44ページの
"Sometimes, the null is that a set of individual regression
coefficients equal certain values. For example, assume K=2
and consider
H0: β1=1 and β2=0.
で始まる例と
和合肇・伴金美『TSPによる経済データの分析[第2版]』
107ページの計算例が該当していると思われます。

> t分布とF分布の関係の話とは違うんですかねぇ。
> > x=1
> > pt(x, df=10, lower=F)
> [1] 0.1704466
> > pf(x^2, df1=1, df2=10, lower=F)/2
> [1] 0.1704466

     [このページのトップへ]


● 「統計学関連なんでもあり」の過去ログ--- 037 の目次へジャンプ
● 「統計学関連なんでもあり」の目次へジャンプ
● 直前のページへ戻る