「統計学関連なんでもあり」の過去ログ---036

★ Tukey-KramerとScheffeについて ★

8756.　Tukey-KramerとScheffeについて　レオン　2005/12/19 (月) 10:37
├8793.　Re: Tukey-KramerとScheffeについて　cricket　2005/12/20 (火) 16:23
│├8837.　Re^2: Tukey-KramerとScheffeについて　cricket　2005/12/22 (木) 11:27
│└8802.　Re^2: Tukey-KramerとScheffeについて　レオン　2005/12/20 (火) 18:24
└8782.　Re: Tukey-KramerとScheffeについて　後医は名医　2005/12/19 (月) 23:32
　└8786.　Re^2: Tukey-KramerとScheffeについて　レオン　2005/12/20 (火) 11:01

8756.　Tukey-KramerとScheffeについて　レオン　　2005/12/19 (月) 10:37

医療系の学生です。現在研究を行っているのですが，その際に
行う検定法について質問させてください。検定に関して全くの素人
なので，以下のことも誤りがあればご指導よろしくお願いします。

現在行っている実験は往々にして対照群と阻害実験群との比較
あるいは2群以上のそれぞれの比較ですので，Dunnett検定（3
群以上で対照群とだけ比較），t検定（2群），Tukey-Kramer，Scheffeの検定を行っております。Tukey法は各群の例数がそ
ろっていないと用いることができなかったのが，Tukey-Kramer
では可能になったと記憶しております。そこで疑問に思っている
のは，
「Tukey-KramerとScheffeの違いは何か？」
ということです。Scheffeの方が有意な差を検出しにくいという
ことは聞いたことはありますが，どちらが正しい。ということは
あるのでしょうか？
長文すいませんが，よろしくお願い申し上げます。

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8793.　Re: Tukey-KramerとScheffeについて　cricket　　2005/12/20 (火) 16:23

A, B, C3群の場合，Tukey-Kramer法なら，帰無仮説群{A=B,B=C,C=A}をP<0.05に調整するだけですが，Scheffeは(A +B)/2=Cなどの線形結合の形まで調整してしまいます。はじめから3群の比較をする目的だったなら，Scheffeは「不当に」厳しい，というわけらしいです。「統計的多重比較法の基礎」（永田・吉田）に詳しく解説されています。

　なお，一元配置分散分析の結果とScheffeの結果は合致しますが，Tukey-Kramerの結果とは合いません(ibid)。

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8837.　Re^2: Tukey-KramerとScheffeについて　cricket　　2005/12/22 (木) 11:27

> 　なお，一元配置分散分析の結果とScheffeの結果は合致しますが，

不正確だったので訂正します。
Scheffeで有意ならば一元配置分散分析でも有意で，逆は成り立たない，ということでした。

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8802.　Re^2: Tukey-KramerとScheffeについて　レオン　　2005/12/20 (火) 18:24

cricketさん，ご返答ありがとうございます。

漠然と厳しいものとそうでないものという風に覚えていましたが，
そのような理由があったのですか。もう少し勉強してみます。
勉強になりました。

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8782.　Re: Tukey-KramerとScheffeについて　後医は名医　　2005/12/19 (月) 23:32

> 「Tukey-KramerとScheffeの違いは何か？」
> ということです。Scheffeの方が有意な差を検出しにくいという
> ことは聞いたことはありますが，どちらが正しい。ということは
> あるのでしょうか？

どちらでやってもよいと思います。ただし，Scheffeの方が有意差がでにくいのでTukey-Kramerを勧める方が多いようですが。

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8786.　Re^2: Tukey-KramerとScheffeについて　レオン　　2005/12/20 (火) 11:01

後医は名医　さん，ご返事ありがとうございます。
そうですか。やはり有意差の検出のしやすさの違いですか。
わかりました。
ありがとうございました。

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