★ 多項ロジスティック回帰分析のモデル適合度 ★

8455. 多項ロジスティック回帰分析のモデル適合度 博士号をとりたい 2005/11/24 (木) 23:44
└8461. Re: 多項ロジスティック回帰分析のモデル適合度 伊達 2005/11/25 (金) 20:56
 ├8479. Re^2: 多項ロジスティック回帰分析のモデル適合度 博士号をとりたい 2005/11/27 (日) 15:11
 │├8497. Re^3: 多項ロジスティック回帰分析のモデル適合度 にゃんちゅう 2005/11/29 (火) 20:20
 │└8482. Re^3: 多項ロジスティック回帰分析のモデル適合度 j54854 2005/11/28 (月) 11:08
 │ └8483. Re^4: 多項ロジスティック回帰分析のモデル適合度 博士号をとりたい 2005/11/28 (月) 11:49
 │  └8486. Re^5: 多項ロジスティック回帰分析のモデル適合度 伊達 2005/11/29 (火) 08:03
 └8476. Re^2: 多項ロジスティック回帰分析のモデル適合度 博士号をとりたい 2005/11/26 (土) 22:58


8455. 多項ロジスティック回帰分析のモデル適合度 博士号をとりたい  2005/11/24 (木) 23:44
はじめまして.
査読者から,多項ロジスティックについて回答を求められて,少し困っています.論文では,先行研究の表を参考に,多項ロジスティックの結果を表にしています.
例)
===========
結果の提示
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
モデル適合度 -2対数尤度=911.87, カイ2乗値=113.16, df=28, p<0.001
===========
その査読者の記述は,以下のとおりです.

「モデルの評価は適合度とモデル(変数)の有意性を検討することができると思います.表4にあるモデルの適合度は前者を評価しているものか,確認させてください.同時にモデル適合の仮説をお教えください.」

これにどのような回答をすればよいのか,おわかりでしょうか?このようなことは,査読者にきかれるような内容なのかと疑問もありますが・・・

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8461. Re: 多項ロジスティック回帰分析のモデル適合度 伊達  2005/11/25 (金) 20:56
> 「モデルの評価は適合度とモデル(変数)の有意性を検討することができると思います.表4にあるモデルの適合度は前者を評価しているものか,確認させてください.同時にモデル適合の仮説をお教えください.」

 “モ デルの適合度評価法”にはModel Chi-Square (誤差分散),Deviance (デビアンス,逸脱),Peason残差,Hosmer-Lemeshow検定,はたまたCox and Snell's R^2,Negelkerke's R^2,McFadden's R^2などがあります。一方,“モデル(変数)の有意差評価法”には,尤度比検定,Wald検定,スコア検定,Mantel-Heanszel検定があり ます。そのうちどれを使ったのか,と尋ねているのでは?
 また,同じカイ2乗値を用いる検定でも,Model Chi-Squareはp<0.05で有意,DevianceやPeason残差はp>0.05で有意,と帰無仮説が異なるので,どれを使ったのか,と尋ねているのでは?
 査読者もだいたいの見当はついてると思いますが,表現方法に少々難ありと感じたか(先行研究の表だからといって全て正しいとは限らない),他にコメントする部分がなかったからちょっと細かい所を突付いてみたとか・・・。

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8479. Re^2: 多項ロジスティック回帰分析のモデル適合度 博士号をとりたい  2005/11/27 (日) 15:11
伊達さん
あらためてありがとうございました。
当方も比較的平易なマニュアル的な本ですが調べて,こうなりました。

−2対数尤度 →モデルの適合度
χ2値 →モデルの有意性の検討
モデルの適合度を示す−2対数尤度は,小さいほうがモデルの適合度が高くなる

これであっていると思いますが。
多項ロジスティックの論文の書く際に役に立つ日本語本はあるのですかねえ。

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8497. Re^3: 多項ロジスティック回帰分析のモデル適合度 にゃんちゅう  2005/11/29 (火) 20:20
> 多項ロジスティックの論文の書く際に役に立つ日本語本はあるのですかねえ。

Agtesti, A. カテゴリカルデータ解析入門 2003 サイエンティスト社
あたりはどうですか?

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8482. Re^3: 多項ロジスティック回帰分析のモデル適合度 j54854  2005/11/28 (月) 11:08
> 多項ロジスティックの論文の書く際に役に立つ日本語本はあるのですかねえ。

丹後,山岡,高木:ロジスティック回帰分析(SASを利用した統計解析の実際),朝倉書店,1996,ISBN:4254126565

日本語の本ということなら,これぐらいでしょうか。

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8483. Re^4: 多項ロジスティック回帰分析のモデル適合度 博士号をとりたい  2005/11/28 (月) 11:49
> 丹後,山岡,高木:ロジスティック回帰分析(SASを利用した統計解析の実際),朝倉書店,1996,ISBN:4254126565
>
> 日本語の本ということなら,これぐらいでしょうか。

ありがとうございます。以前,「ちら」くらいはめくったことがあるかもしれません。「SAS」とはいっているだけで,「SPSSだから役に立たないかな」と書店でおもったからかもしれません。
書店に行ったときに,みてみたいと思います。
論文への表の書き方載っているかな。

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8486. Re^5: 多項ロジスティック回帰分析のモデル適合度 伊達  2005/11/29 (火) 08:03
> > 丹後,山岡,高木:ロジスティック回帰分析(SASを利用した統計解析の実際),朝倉書店,1996,ISBN:4254126565

 多項ロジスティック回帰分析については,あまり期待しない方がいいと思いますが,ロジスティック回帰分析の基礎〜実践としては抑えておくべき(日本語の)本だと思います。
 最近では多項でもordinalなロジスティック回帰にまで発展しているのではないでしょうか。

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8476. Re^2: 多項ロジスティック回帰分析のモデル適合度 博士号をとりたい  2005/11/26 (土) 22:58
さっそくのアドバイス,ありがとうございます.これを検討して回答したいと思います.


青木繁伸先生
> >別スレッドで,(読み違えはあるかもしれませんが),論文の>>読者に質問されたことにどのように答えたらよいかわからない> >というのがありますが,それは論外。どのように答えたらよい>>かわからない結果を提示した著者にこそ責任はあるわけで,先> >行文献と同じように分析して記述したのにどうしていけないの>>か,といわれても,それは,,,,どうしようもないです。

か なり厳しいご指摘で,回答がなかったのが非常に残念です.しかしながら,ご指摘いただいたとおり,説明できない私の方に問題があるのも事実ですので,反省 したいと思います.多項ロジスティック回帰の参考書で,このようなことがわかりやすく書いた本がまだみつかっていないこと,査読の期限が迫っていて,自分 で調べていることがあっているのか不安もあり,他者の意見も聞くために,このサイトで質問もさせていただいた次第であります.自分で調べて正しいと思って いたことが,勘違いであることも考えられるので.ご指摘を受け,もっと統計の勉強に精進します.

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