★ 1桁のppmの品質をサポートする工程能力 ★

5966. 1桁のppmの品質をサポートする工程能力 いしくん 2005/02/12 (土) 22:52
└5989. Re: 1桁のppmの品質をサポートする工程能力 まさき君 2005/02/16 (水) 12:29
 └6001. Re^2: 1桁のppmの品質をサポートする工程能力 いしくん 2005/02/17 (木) 12:21


5966. 1桁のppmの品質をサポートする工程能力 いしくん  2005/02/12 (土) 22:52
半導体工場に勤めています。先日欧米企業の監査がありました。その中
で監査員から「1桁のppmの品質をサポートするには工程能力指数Cpkの
目標1.33以上では,不足している」と言われました。
そのまま受取れば100万回に6.8回(1桁のppm)は,4.5シグマなのでCpk=1.5に当たります。
Cpkの目標1.5以上にすべきなのでしょうか。
1桁のppmの品質を決めている要因を分析した上で,原因となる工程の工程能力指数Cpkが1.5を満たしていなければ,工程能力を改善する活動を行えば良いのでしょうか。
教えて下さい。

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5989. Re: 1桁のppmの品質をサポートする工程能力 まさき君  2005/02/16 (水) 12:29
Cpkが1.5だと,さらの不良率は3.4ppm(片側)で,出荷試験の不良品リジェクト率が90%として,出荷品質は,0.34ppm。
こんなのが,欧米流品質管理の教典であって,Cpk1.5を主張することになります。
ただ,欧米流と日本流では,どうしてもずれが出るのは,出荷試験をやっていても,間違って不良品を出荷する確率があるので,不良品リジェクト率は,せいぜい90%と考える欧米人と,そんなミスしないので,100%近くを実際に期待出来る日本人との考え方の違いです。
出 荷品質はCpkと,出荷試験の品質との掛け算で決まりますから,ミスするのが当り前と思う国と,ミスを防ぐ事から始める日本とでは,やり方が違ってきて当 然です。不良品のリジェクト率が堅実なら,Cpkがいくつだろうが,出荷品質は確保できるはず,というのが日本式の品質管理でしょう。
負けるな,日本。

もっとも,LSIの場合は,出荷試験の堅実性に弱点があるので,Cpkが高いに越したことはないと思いますが。

また,質問そのものからは,それるかも知れませんが,元々,Cpk=1.5は,旧Motolora半導体が言い始めた数字で,その目的は,自社内での歩留り改善です。この観点は参考になる考え方なので,調べてみてはいかがでしょうか?
(一応,企業秘密の領分に思われるので,説明は控えます。)

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6001. Re^2: 1桁のppmの品質をサポートする工程能力 いしくん  2005/02/17 (木) 12:21
ご回答ありがとうございました。
Motoloraの6シグマ管理を調べてみます。

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