★ 平均値の差の検定 ★

5625. 平均値の差の検定 後藤健一 2005/01/23 (日) 20:06
└5626. Re: 平均値の差の検定 青木繁伸 2005/01/23 (日) 20:12
 └5646. Re^2: 平均値の差の検定 後藤健一 2005/01/24 (月) 21:47
  └5647. Re^3: 平均値の差の検定 青木繁伸 2005/01/24 (月) 21:58
   ├5669. Re^4: 平均値の差の検定 後藤健一 2005/01/25 (火) 22:39
   │└5671. Re^5: 平均値の差の検定 青木繁伸 2005/01/25 (火) 23:13
   └5648. Re^4: 平均値の差の検定 後藤健一 2005/01/24 (月) 22:16
    └5649. Re^5: 平均値の差の検定 青木繁伸 2005/01/24 (月) 22:25
     └5651. Re^6: 平均値の差の検定 後藤健一 2005/01/24 (月) 22:37


5625. 平均値の差の検定 後藤健一  2005/01/23 (日) 20:06
対応のあるT検定を用い,有意な差が出た時(p<0.01),その差が大きいか小さいかを求める検定方法はないのでしょうか?
Effect Sizeというものがあると本で見たのですが?
知人の統計の先生に聞くとメタ分析用の物だから使えないと言われたのですが?

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5626. Re: 平均値の差の検定 青木繁伸  2005/01/23 (日) 20:12
> 対応のあるT検定を用い,有意な差が出た時(p<0.01),その差が大きいか小さいかを求める検定方法はないのでしょうか?

検定の検定というのはないでしょう(^_^;)
「その差が大きいか小さいかを求める検定方法」は「その差が大きいか小さいかを求める判定方法」ということですね?

> Effect Sizeというものがあると本で見たのですが?
> 知人の統計の先生に聞くとメタ分析用の物だから使えないと言われたのですが?

その先生は,間違っています。
検定は,有意か有意でないか二者択一でしかないので,データを解析した結果を述べるに当たっては,雄弁なものではないですね。
検 定に変わるもの(補完するもの)としては,区間推定を行うべしという行動指針があります。さらには,パワーアナリシスをすべしということでもありますし, それを端的に表しなおかつ,「実質的な意味」をも陳述できる「効果量 effect size」というのは,雄弁な統計量ですよ。是非,その先生にも教えてあげてください。

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5646. Re^2: 平均値の差の検定 後藤健一  2005/01/24 (月) 21:47
詳しい説明ありがとうございました。対応のあるT検定で有意差が出たときに効果量としてはふつうに平均値差の変化率をあげてもい いのでしょうか。 区間推定を行うべしというのは平均値差が信頼区間に入っているかどうかをみればいいのでしょうか。あとパワーアナリシスとはいったいどうのようなものです か。リハビリの効果検証を行いたいのですが統計学の初心者なのでよろしくお願いします。

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5647. Re^3: 平均値の差の検定 青木繁伸  2005/01/24 (月) 21:58
t検定のtは,小文字のt

> 対応のあるt検定で有意差が出たときに効果量としてはふつうに平均値差の変化率をあげてもいいのでしょうか。

http://www.psycho.uni-duesseldorf.de/aap/projects/gpower/reference/reference_manual_06.html
の,Matched-Pairs t-Tests の項を参照のこと

> 区間推定を行うべしというのは平均値差が信頼区間に入っているかどうかをみればいいのでしょうか。
「平均値差が信頼区間に入っているかどうか」だけだと,検定と同じです。
信頼区間の広さも考慮しましょう。

> パワーアナリシスとはいったいどうのようなものですか。

データを取った後のパワーアナリシスは,得られたデータで検出力はどれくらいであったかなどを検討するものです。

インターネットを活用するなら,検索してみると良いでしょう。
http://www.google.co.jp などは使ったことないですか?

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5669. Re^4: 平均値の差の検定 後藤健一  2005/01/25 (火) 22:39
対応のあるt検定で有意差が出たときの効果量としてEffect Sizeを使いたいのですが,Matched-Pairs t-Tests の項の式を見たのですが,英語が不得意なものでもうひとつ分りません。
計算式だけでも教えていただきたいのですが。
あと,出た数値の解釈は0.7以上なら高い効果といっていいのでしょうか。

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5671. Re^5: 平均値の差の検定 青木繁伸  2005/01/25 (火) 23:13
きつい言い方になりますが,
わからないものは使わない方がいいです。

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5648. Re^4: 平均値の差の検定 後藤健一  2005/01/24 (月) 22:16
一標本で訓練前後の効果をみたいのですがMatched-Pairs t-Tests でいいのですか,One-sample t-testsではないのですか?> また,信頼区間の広さはどのような解釈をすればいいのでしょうか。広いほうがいいのでしょうか。

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5649. Re^5: 平均値の差の検定 青木繁伸  2005/01/24 (月) 22:25
> 一標本で訓練前後の効果をみたいのですがMatched-Pairs t-Tests でいいのですか,One-sample t-testsではないのですか?

それぞれの人に,訓練前後の二回データを取ったのでしょう?
対応のあるt検定ですよね。
なお,差を求めたデータを使うと,一標本の母平均0の検定と同じなんです。

> また,信頼区間の広さはどのような解釈をすればいいのでしょうか。広いほうがいいのでしょうか。

狭い方が良いですね。
例数が少ない,測定精度が悪い,前後の差が小さい,,,そのような場合に信頼区間は広くなってしまいますね。

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5651. Re^6: 平均値の差の検定 後藤健一  2005/01/24 (月) 22:37
ありがとうございました。
大変勉強にになりました。
不勉強な質問で申し訳ありません。

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