★ 繰り返しのある二元配置分散分析ついて ★

5505. 繰り返しのある二元配置分散分析ついて タマ 2005/01/12 (水) 13:45
└5507. Re: 繰り返しのある二元配置分散分析ついて Hi☆Rose 2005/01/12 (水) 17:59


5505. 繰り返しのある二元配置分散分析ついて タマ  2005/01/12 (水) 13:45
同一の被験者らにAとBの2種類の運動をそれぞれ10%,20%,30%運動強度で行い,血中成分変化をみました。この分析にま ず,繰り返しのある二元配置分散分析を行い,結果,運動の種類の水準に有意な差みとめらず,運動強度の水準に差が認められました。交互作用は認められませ んでした。運動強度の水準で差が認めれたので,AとBのそれぞれで一元配置分散分析を行いました。
ここからが本題です。運動の種類の水準に有意差 が認められなかったのですが,それぞれの運動強度でAとBの運動の種類による血中成分の変化をみるためにt検定を行ってもよいものなのでしょうか?運動の 種類の水準に有意差が認められなかった場合には,それ以上,検定をかけられないのですか?

     [このページのトップへ]


5507. Re: 繰り返しのある二元配置分散分析ついて Hi☆Rose  2005/01/12 (水) 17:59
> 運動強度の水準で差が認めれたので,AとBのそれぞれで一元配置分散分析を行いました。
 一般的にはこの場 合,下位検定としては,運動強度の主効果を多重比較(言葉が間違えているかもしれませんが)すべきかと思います。つまり,運動の種類は関係なく運動強度3 水準間でどこに差があるかをみるといったものです。"AとBのそれぞれで一元配置分散分析を行う"というのは下位検定の種類としては聞いたことがありませ ん。(交互作用が有意だったときに単純主効果を見るということが近いでしょうか。)
> 運動の種類の水準に有意差が認められなかったのですが,それぞれの運動強度でAとBの運動の種類による血中成分の変化をみるためにt検定を行ってもよいものなのでしょうか?
 下位検定としてはとらえられないように思います。
 A とBの関係性がよくわかりませんが,"強度"というものは運動AとBの中で同等に定義され得るものなのでしょうか。つまり30%運動強度といってもAとB で同じ運動強度であるという保証はあるでしょうか。この分野に詳しくないので,慣例的にそのような取り扱いが認められているなら気にしないでください。個 人的に異なる運動の強度を同等に定義できるものなのかと疑問に思っただけです。
 もしそうでなければ分散分析のモデル自体を見直す必要があるかと思います。例えば運動の種類を要因として分散分析に取り込むのではなく,別々に一元配置分散分析を行い,後にそれぞれのデータの特性を定性的に比較するなど。水準が少ないので難しいとは思いますが。

     [このページのトップへ]


● 「統計学関連なんでもあり」の過去ログ--- 032 の目次へジャンプ
● 「統計学関連なんでもあり」の目次へジャンプ
● 直前のページへ戻る