★ 相関係数の解釈について ★

5392. 相関係数の解釈について アイリス 2005/01/01 (土) 07:37
└5394. Re: 相関係数の解釈について 青木繁伸 2005/01/02 (日) 12:13


5392. 相関係数の解釈について アイリス  2005/01/01 (土) 07:37
一般的に,相関係数の絶対値が0.7以上であると「強い相関がある」とされているかと思います。これは大よその目安かと解釈して おりますが,例えば論文に記すときに相関係数が0.7以上だった場合に,「強い相関が認められた」と書ききってしまって問題ございませんでしょうか?もし そのように書くのであれば,0.7以上が強い相関があると根拠付けしているような論文を引用する必要はございますでしょうか?よろしくお願い致します。分 野は医学生物系です。

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5394. Re: 相関係数の解釈について 青木繁伸  2005/01/02 (日) 12:13
どの程度の相関係数なら強い相関と言っていいのかは,それぞれの分野によって,また,対象としているデータによっても違うでしょう。
単相関係数の二乗は,重相関係数の二乗(決定係数)と同じなので,一方の変数が他の変数のどれくらいを説明しているかということを表します。
単相関係数が 0.7 なら,決定係数は 0.49 ということです。それをもって,強い相関関係と見なすか,たいしたことない相関係数と見なすかは,統計学が答えを出せるものでないことはおわかりいただけるでしょう。

なお,0.7 を強い相関の目安とするのはよく知られているとは思うのですが,その根拠となる原文献は私も残念ながら知りませんので,どなたが教えて頂けるとありがたいですね。

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