★ サンプル数が途中で変化した場合の検定 ★

5284. サンプル数が途中で変化した場合の検定 博川 2004/12/18 (土) 13:33
└5304. Re: サンプル数が途中で変化した場合の検定 韮澤 2004/12/21 (火) 12:24
 └5305. Re^2: サンプル数が途中で変化した場合の検定 博川 2004/12/21 (火) 14:03


5284. サンプル数が途中で変化した場合の検定 博川  2004/12/18 (土) 13:33
ある水生生物 40 個体を 20 個体ずつ,対照区と薬剤暴露区に分けました。薬剤暴露によって成長速度が低下するのではないかという作業仮説をたて,実験を開始しました。各個体はそれぞ れ区別可能です。実験開始から,3 週間ごとに個体の体長を測定しました。これまで,計 5 回の測定を行い,実験は現在も進行中です。

ここで,質問があります。

実験途中で生物が死んでしまいました (対照区で 1 個体,実験区で 6 個体)。同一個体を追跡してデータをとっていく実験であるにもかかわらず,結果的にサンプル数が変化した場合でも検定を行うことができるでしょうか。

この実験結果からは薬剤暴露により,生物の生残率が低下したという結果も得られそうなのですが,それとは別に成長率についても解析したいを考えています。

よろしくお願いします。

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5304. Re: サンプル数が途中で変化した場合の検定 韮澤  2004/12/21 (火) 12:24
死亡した原因をどう考えるかによる問題です。
死亡した原因を,対象薬剤と関係ないと考えるなら,生き残ったもののランダム性は確保できると考えられるので,問題ないです。
が,死亡した原因が対象薬剤の影響あり,とするなら,薬剤の効能(?)の一局面のみが欠落したことになりますから,問題でしょう。
例えば,薬によって,背が伸びるが,薬がよく効いて,背が伸び過ぎた人は死んでしまう,とするなら,生き延びた人だけの背が伸びた量のみでは全体を表せません。
死んだのが薬の副作用で,背が伸びる効果とは独立の作用と考える事も出来るのかも知れません。

論点は,統計学だけで決めることは出来ない,という事で,対象薬剤の効能をどう考えるかという問題は,私は専門外ですから,口は出しません。

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5305. Re^2: サンプル数が途中で変化した場合の検定 博川  2004/12/21 (火) 14:03
> 死亡した原因をどう考えるかによる問題です。
> 論点は,統計学だけで決めることは出来ない,という事で,対象薬剤の効能をどう考えるかという問題は,私は専門外ですから,口は出しません。

コメントありがとうございます。
実験の背後関係も含めてもう少し考えて見ます。

「似たようなケースで,こう対応した」という経験をお持ちの方からコメントしていただけたら幸いです。よろしくお願いします。

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