★ 「繰り返し」の本当の意味 ★

5072. 「繰り返し」の本当の意味 こけん 2004/11/26 (金) 01:23
└5074. Re: 「繰り返し」の本当の意味 青木繁伸 2004/11/26 (金) 14:58
 └5098. Re^2: 再質問 こけん 2004/11/29 (月) 01:41


5072. 「繰り返し」の本当の意味 こけん  2004/11/26 (金) 01:23
分散分析を行うときに「繰り返しあり」「繰り返しなし」という条件が出てきます。ある教科書を見ると,一個体に対して同時期に繰 り返しデータを取ったときを「繰り返しあり」といっていたり,別の教科書では1群3匹のように一つの要因に対して複数の個体を使ってデータを取ったときを 「繰り返しあり」といっていたりするのですが,どっちが正しいのでしょうか?自分としては後者が正しいと思うのですが。

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5074. Re: 「繰り返し」の本当の意味 青木繁伸  2004/11/26 (金) 14:58
以前にもどこかでこの質問をなさってましたね。

ケンドール 統計学用語辞典(千葉大学統計グループ訳,1987年,丸善株式会社)によれば,

繰り返し [repetition]
統計的調査・観察を空間的・時間的に異なった複数の点で実施すること。総合的な実施計画の一部分の実施を意味している点で,反復(空間的時間的に限定された繰り返し)と区別される。

ついでに,この定義で出てきた反復は

反復 [replication]
精度を向上させ,標本誤差の推定をより精密にする目的で実験・調査を反復して実施すること。実験の反復とは同一場所における,可能な限りの同一時間内での繰り返しという意味で単なる‘繰り返し’と区別すべきであるが最近はその区別が曖昧になってきている。

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5098. Re^2: 再質問 こけん  2004/11/29 (月) 01:41
ありがとうございました。ただ,読解力に乏しい私はもう一回確認させて頂きたいと思います。例えば,3群(1群5匹)で実験を行 うとして,A群には薬1を投与,B群には薬Bを投与,C群には薬未投与します。投与前,投与後1週,2週,3週,4週と経時的にあるデータを取るとする と,統計解析をするときは「対応のあるデータに,繰り返しがある,2要因で分類される,多群の検定(Two- way repeated measure ANOVA)」で行えばよいのでしょうか?経時的変化を見ていることから,「対応のある(repated measure)」,各群5匹で行ったということから「繰り返しのある」2元配置分散分析があてはまると思うのですがいかがでしょうか。

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