★ カイ二乗検定の結果の表記 ★

4484. カイ二乗検定の結果の表記 朝尾幸次郎 2004/10/03 (日) 10:31
└4487. Re: カイ二乗検定の結果の表記 青木繁伸 2004/10/03 (日) 10:46


4484. カイ二乗検定の結果の表記 朝尾幸次郎  2004/10/03 (日) 10:31
カイ二乗検定の結果の表記についてご教示いただけませんでしょうか。Robert A. J. Matthews という人の次の小論

Testing Murphy's Law: urban myths as a source of school science project. 掲載 School Science Review, September 2001, 83(302)

に次のデータをカイ二乗検定した結果が報告されています。

観測値 5663 4085
期待値 4874 4874

この結果は,SPSS で計算するとカイ二乗の値が 255.446,漸近有意確率 .000 になります。Excel で計算すると p は 1.68769E-57
となります。ところで,上の論文では,この結果の報告として

an extremely low p-value of ~10–57

という書き方をしています。 -57 は右肩についているサブスクリプトです。これはどういう意味なのでしょうか。1.68769E-57 と同じ意味を表すものなのでしょうか。

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4487. Re: カイ二乗検定の結果の表記 青木繁伸  2004/10/03 (日) 10:46
1.68769E-57 の意味がわからないということなんでしょうか。
コンピュータで計算するときの基本的なことで,この掲示板でももう何回となく出現しており,全くの FAQ 状態です。
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/Hanasi/StatTalk/fudoushousuu.html

カイ二乗値がこんなに大きいと,計算される P 値は近似値で,数値が少々違うのは近似式の違いです。

こんなにサンプル数が大きいときに,58% という標本比率を理論値 50% と比較するということも,疑問の余地はあるでしょう。

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