★ 粒子解析 ★

4127. 粒子解析 海民 2004/09/01 (水) 09:51
└4128. Re: 粒子解析 青木繁伸 2004/09/01 (水) 10:49
 └4135. Re^2: 粒子解析 海民 2004/09/01 (水) 17:40
  └4136. Re^3: 粒子解析 青木繁伸 2004/09/01 (水) 18:41


4127. 粒子解析 海民  2004/09/01 (水) 09:51
私は,粒子の溶液中での安定性について勉強しているものです。最近,体積の不均一な粒子を多数含む試料の酸性溶液中での安定性を 観察するために次のような実験を行いました。試料(体積の不均一な粒子を多数含む)を酸性溶液中に浸し,定期的にサンプリングして,特殊な顕微鏡でサンプ リングした試料中の個々の粒子の体積を測定し(100個),中央値を時間軸に対してプロットしました。見た目では減少傾向が見られるのですが,標準誤差が 大きく(粒子の体積に大きなバラつきがあるため),本当に減少傾向があるのかを統計学を使って証明したいと思っています。ですが,統計学について何も知ら ず,勉強のために,ネット検索をしていてこのサイトを発見しました。過去の記事から似たものを探そうとしたのですが,どれが当てはまるのかよく分かりませ ん。大変恐縮ですがご教授願えませんでしょうか?何卒よろしくお願いします。

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4128. Re: 粒子解析 青木繁伸  2004/09/01 (水) 10:49
> 定期的にサンプリングして,特殊な顕微鏡でサンプリングした試料中の個々の粒子の体積を測定し(100個),中央値を時間軸に対してプロットしました。見 た目では減少傾向が見られるのですが,標準誤差が大きく(粒子の体積に大きなバラつきがあるため),本当に減少傾向があるのかを統計学を使って証明したい

100個の粒子もランダムに選ばれたとして,

対照群(時間0のときの測定結果)との多重比較を行うダネットの検定でどうでしょうか。
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/lecture/Average/Dunnett.html

100個の体積の分布が正規分布に従うと言えないような場合は,スティールの方法やホルムの方法を。
永田・吉田の「統計的多重比較法の基礎」,サイエンティスト社
が参考になるでしょう。

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4135. Re^2: 粒子解析 海民  2004/09/01 (水) 17:40
ありがとうございます。早速,教えていただいた教科書を購入したいと思います。ところで,このような計算は,エクセルで計算可能 でしょうか?エクセル内の分析ツールに幾つかの検定方法がありますが,それらを使って,目的を達成することは可能ですか? 何度も質問してすみませんがご 回答くださいますよう,よろしくお願い申し上げます。

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4136. Re^3: 粒子解析 青木繁伸  2004/09/01 (水) 18:41
エクセルの分析ツールには入っていません。

エクセル VBA でプログラムすることは可能です。
誰かが作ってくれているものがあれば楽ができますが,そうでないと自分で作らないといけませんね。

プログラムのための仕組みは何であってもよいわけで,R という環境で作ったのを
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/R/index.html
においてあります。(VBA でも一部のものは作ったのですが,開発環境が不便でしようがなくて見切りを付けたのでした)

計算はいずれにしてもできますが,一部分の検定においては検定結果を出すための数表として,先に示した本が必要になるものもあります。

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