★ 行動の検定 ★

2811. 行動の検定 本田 2004/03/22 (月) 20:16
└2812. Re: 行動の検定 青木繁伸 2004/03/22 (月) 20:29
 └2813. Re^2: 行動の検定 本田 2004/03/22 (月) 21:30
  ├2822. Re^3: 行動の検定 青木繁伸 2004/03/23 (火) 19:20
  │└2829. Re^4: 行動の検定 本田 2004/03/24 (水) 18:39
  │ └2834. Re^5: 行動の検定 青木繁伸 2004/03/24 (水) 21:33
  │  └2848. Re^6: 行動の検定 本田 2004/03/25 (木) 19:23
  └2815. Re: イノシシ ひの 2004/03/22 (月) 23:15
   └2821. Re^2: イノシシ 本田 2004/03/23 (火) 18:46
    └2824. Re: イノシシ ひの 2004/03/24 (水) 01:30
     └2828. Re^2: イノシシ 本田 2004/03/24 (水) 18:31
      └2832. Re: イノシシ ひの 2004/03/24 (水) 19:01


2811. 行動の検定 本田  2004/03/22 (月) 20:16
たとえばパチンコをする人としない人の2分ができることを示すため,次のような調査を行い,検定をすることができるのでしょうか?
30人程度に対し,日中(10〜16時)と夜間(20〜22時)の任意の時間に各30回程度ずつ存在場所の聞き取りを行う。ただし,聞き取り不能などの事態も予想されるので調査回数は一致しない。

それぞれの人にとってパチンコ屋にいた回数が明らかになるので,パチンコ屋にいる回数に偏りがあるかどうかについては検定できそうな気がするのですが,そもそもパチンコを「する」「しない」の2分化をする手法が分かりません。現実にはパチンコをする人としない人は存在するため何らかの方法でこれを示すことができそうな気がするのですが。
上記のような調査方法が適切でない場合にはどのような調査方法で,どのような統計手法を用いることが適当なのかご教授願えませんでしょうか。
実際には野生動物の行動調査に当てはめたいので,調査手法はヒトで使えるものとは異なるのですが。
宜しくお願いいたします。

     [このページのトップへ]


2812. Re: 行動の検定 青木繁伸  2004/03/22 (月) 20:29
> 実際には野生動物の行動調査に当てはめたいので,調査手法はヒトで使えるものとは異なるのですが。

人間のパチンコ行動?のような,本質と異なる要素を含む例を挙げるより,あなたが本来行いたいこととその背景・条件・苦慮している点などをちゃんと説明する方がいいでしょう。
例を挙げるというのは簡単なようで難しいのです。
不適切な例は,受け取る側が勝手に条件設定などをする可能性が大ですから。

     [このページのトップへ]


2813. Re^2: 行動の検定 本田  2004/03/22 (月) 21:30
申しわけありませんでした。お手数をとらせ恐縮です。
具体的には畑を荒らすイノシシと荒らさないイノシシ個体に分けられるのではないかとの仮説を立証したいのです。
手法としては,イノシシの耳に発信器を取り付け,昼間と夜間に実際にいる場所を地図上に落とす作業となります。.
捕獲頭数や調査時間はこのような背景のもとで先ほど記載した条件として示しました。

     [このページのトップへ]


2822. Re^3: 行動の検定 青木繁伸  2004/03/23 (火) 19:20
> 具体的には畑を荒らすイノシシと荒らさないイノシシ個体に分けられるのではないかとの仮説を立証したいのです。

作業仮説は,何のデータもなく突然浮かぶものではないと思います。
どこに,どのような問題があるのでしょうか。
データの取り方についてですか?
分析法(検定法)についてですか?
検定といっても,どのようなデータなのかも分からないのではどうしようもない。

以下は素人の独り言ですから,気にせず
イノシシも一匹狼的に生活しているのかな。
普段はおとなしく人様に迷惑を掛けないように生きているが,腹が減ったら畑を荒らすこともあるのでは?
品行方正なイノシシはどんなことがあっても人様に迷惑を掛けない,ならず者のイノシシは何時だって畑を荒らすものなのかな〜。畑を荒らす荒らさないは,イノシシの性格やモラルによるのだろうか(^_^;)

     [このページのトップへ]


2829. Re^4: 行動の検定 本田  2004/03/24 (水) 18:39
返答ありがとうございます。
> 検定といっても,どのようなデータなのかも分からないのではどうしようもない。
まず,収集予定データはイノシシがいる場所を一頭ごと地図上に落とし,環境の選択性に差違が認められるかを調べたいのです。
例えば針葉樹林ばかりをうろうろしているイノシシと,畑とその周辺をうろうろしているいのししといった具合に。
特に,圃場に出入りするイノシシと圃場には一切近寄らないイノシシがいるとの状況証拠があるのでそれを立証したいのです。

> イノシシも一匹狼的に生活しているのかな。
 雄はそうです。メスは子連れで他の大人メスと群れをつくることがあります。
> 普段はおとなしく人様に迷惑を掛けないように生きているが,腹が減ったら畑を荒らすこともあるのでは?
> 品行方正なイノシシはどんなことがあっても人様に迷惑を掛けない,ならず者のイノシシは何時だって畑を荒らすものなのかな〜。畑を荒らす荒らさないは,イノシシの性格やモラルによるのだろうか(^_^;)
イノシシには当然モラルという概念はないので,人の生活圏に入り込むほど警戒心が薄れた個体が悪さをする(畑の植物を食べる)と考えるのが適当だろうと推察しております。当然それが悪いことなどとは思っていないのでしょうが。

     [このページのトップへ]


2834. Re^5: 行動の検定 青木繁伸  2004/03/24 (水) 21:33
> 特に,圃場に出入りするイノシシと圃場には一切近寄らないイノシシがいるとの状況証拠があるのでそれを立証したいのです。

その状況証拠というのを延長すればいいのでしょう?
前のコメントで言ったこと(作業仮説は,何のデータもなく突然浮かぶものではない)はまさにそれです。
「経験上こういうことがいえるのでは?」というのが作業仮説で,その作業仮説のもとになるのは観察データ・経験データです。その観察データがどのようなもので,どの程度の精度を持っているかが大事なんだと思います。

データの取り方にもいろいろ問題・課題はありそうですが,品行方正なイノシシがいるわけではないということなら((^_^;)),ある個体が「畑を荒らしやすいかそうでもないか」ということで,「観察回数のうち,畑を荒らしていた割合」をもって,その個体が畑を荒らすイノシシかどうかを判定し,その数値によって二群に分けるということ,さらに分けられた二群の畑を荒らす割合が異なるかどうか検定したいということでしょうか。

このスレッドのしばらく前に,「薬の効き方で3群があるようだ。その3群に差があるかどうか検定したい」というスレッド #2742, #2738 があります。
似たようなことではないかと思いますが,どうでしょうね。

データの取り方については,暗視カメラとテレメトリーシステムとかになるんでしょうね。費用がかかるというなら,寝ずの番(人がいると近づかないか)。
データの取り方については,過去の研究方法が参考になるのでしょうね。

     [このページのトップへ]


2848. Re^6: 行動の検定 本田  2004/03/25 (木) 19:23

> データの取り方にもいろいろ問題・課題はありそうですが,(中略),ある個体が「畑を荒らしやすいかそうでもないか」ということで,「観察回数のうち,畑を荒らしていた割合」をもって,その個体が畑を荒らすイノシシかどうかを判定し,その数値によって二群に分けるということ,さらに分けられた二群の畑を荒らす割合が異なるかどうか検定したいということでしょうか。

まず,最初のご指摘ですが私が想定している手法では理想的なデータが得られない可能性があることは分かっているのですが,現在手法とその検定方法を共に模索しているところで,不勉強な部分があることはご容赦願えれば幸いです。

検定したい内容とはまさにその通りです。過去のスレッドも参考にさせていただきました。丁寧なご指摘本当に有り難うございます。
畑を荒らす群とそうでない群に分けて(主観で)統計処理すればそれなりの差は示されるのが当然だろうとは思っていたのですが,ここにクラスター分析が入る可能性があるということでしょうか。
この手法についてまずは自分で勉強せねばならないようです。

> データの取り方については,過去の研究方法が参考になるのでしょうね。
ここが泣き所で,これまでにイノシシの生態(運動能力などの行動学は別)に関する報告は2つしかないのです。最近クマ(ツキノワ?)で加害個体とそうでないものに分けられるとの発表があったとの噂を耳にしましたのでなんとかそちらの報告を入手してみたいと考えております。

     [このページのトップへ]


2815. Re: イノシシ ひの  2004/03/22 (月) 23:15
まず,イノシシが畑を荒らす行動を直接に詳しく観察しましょう。それなしには適切な調査もできません。たとえば,一回の畑あらしにどのくらい時間をかけるのかがわからなければ,データをとる頻度をどうすればよいかも決められないでしょう。統計学以前の問題です。

     [このページのトップへ]


2821. Re^2: イノシシ 本田  2004/03/23 (火) 18:46
> まず,イノシシが畑を荒らす行動を直接に詳しく観察しましょう。
イノシシの場合夜行性でかつ一目を避けて行動するため直接観察法は残念ながら現実的な手法とはなり得ません。サルなら良いのですが。
直接観察によらない場合,痕跡調査かテレメトリー法(発信器)になるのですが,個体識別をする必要がある場合テレメトリー法をとらざるを得ません。このような事情ですので他にアドバイスがいただけると助かります。

     [このページのトップへ]


2824. Re: イノシシ ひの  2004/03/24 (水) 01:30
> イノシシの場合夜行性でかつ一目を避けて行動するため直接観察法は残念ながら現実的な手法とはなり得ません。

 追跡するのが困難なのは分かりますが,この場合畑でじっと待っていれば済む話でしょう。最近は暗視装置も安価になってきましたし,観察するのは難しいことではないと思います。
 はじめに調査法とデータがあって,あとから調査の目的をこじつけているような気がします。
 先のコメントにも書いたようにすでに統計学の話ではなくなっていますので,私はこれ以上続けるつもりはありません。

     [このページのトップへ]


2828. Re^2: イノシシ 本田  2004/03/24 (水) 18:31
アドバイス頂いた上で大変恐縮なのですが,野生動物の調査方法についての基本的な知見がかけていらっしゃるような雰囲気です。提示されているような手法では満足できるデータは得られません(おそらく数百万の研究費をかけなければデータがほとんど得られませんしそのような手法で研究されている方はいません)。
もし他にアドバイス頂ける方がいらっしゃいましたら宜しくお願いいたします。なお,既にデータがあるわけではないことを申し得ます。

     [このページのトップへ]


2832. Re: イノシシ ひの  2004/03/24 (水) 19:01
> アドバイス頂いた上で大変恐縮なのですが,野生動物の調査方法についての基本的な知見がかけていらっしゃるような雰囲気です。提示されているような手法では満足できるデータは得られません

やってみてもいないのによくそんなことが言えるものです。
私はテレメという古臭い調査法自体に否定的(過去におもしろい研究を知らない)なので,なるべく他の方法をと思って提案しているのです。

テレメしか行わない場合,分かるのは個体番号と時刻といた地点だけです。そうすると,データを取ったときにたままた畑にいてくれれば「ある番号の個体がある時刻に畑に入っていた」ということは分かりますが,分かるのはそれだけで,「その個体が畑を荒らしていた」かどうかは分かりませんし,「畑内の地点データが取れなかった固体が畑に入らなかったかどうか」も分かりません。

あらかじめ畑での滞在時間を知ってデータの間隔を決めないと,畑に入っていたにもかかわらずデータとしては取れないということが起こります。また畑に入った個体が必ず畑荒らしをするのかについても情報が別途必要です。

直接観察をする気がないなら,はじめは畑に入ることがあらかじめ分かっている個体を対象に,できるかぎり詳細なデータ(できる限りデータ間隔を短くしたデータ)をとって畑の滞在時間がどのくらいかを割り出し,またその後の痕跡調査とあわせて,畑に入ったら必ず畑を荒らすのかを確認すると良いでしょう。

畑での最短滞在時間より短いデータの間隔を設定すれば,少なくとも調査期間内に「畑に入った個体」「畑に入らなかった個体」の区別はできるでしょう。もちろん,それを調査期間外にまで外挿してよいかどうかは別問題。

やめとくつもりだったのについつい書いてしまった。

     [このページのトップへ]


● 「統計学関連なんでもあり」の過去ログ--- 028 の目次へジャンプ
● 「統計学関連なんでもあり」の目次へジャンプ
● 直前のページへ戻る