★ 被験者群の存在に関する検定2 ★

2738. 被験者群の存在に関する検定2 NOBU 2004/03/14 (日) 14:06
├2740. Re: 被験者群の存在に関する検定2 sb812109 2004/03/14 (日) 14:34
└2739. Re: 被験者群の存在に関する検定2 青木繁伸 2004/03/14 (日) 14:29
 ├2796. Re^2: 被験者群の存在に関する検定2 DISIR 2004/03/18 (木) 01:21
 ├2745. Re^2: 被験者群の存在に関する検定2 NOBU 2004/03/14 (日) 17:52
 └2741. Re^2: 被験者群の存在に関する検定2 sb812109 2004/03/14 (日) 14:37


2738. 被験者群の存在に関する検定2 NOBU  2004/03/14 (日) 14:06
>ひのさん
ご返事ありがとうございます。ご意見参考にさせて頂きたいと思います。モデル選択について勉強したいと思います。この件を解決するに良さそうな図書があれば教えてください。

あと,別の薬を使った結果が出まして,前回の薬をα,今回の薬をβとし結果を併記しますと
   A   B  C   D   E   F   G   H    I    J    K    L    M    N    O
α 290 310 645 600 652 690 630 610  900  950  990 1010 960  890  940
β 390 430 865 890 889 840 830 1090 1070 1150 1120 1180 1110 1150 1160
単位:秒
と出ました。薬βでもαと同様の3つ群が見受けられました。薬αとβは,同一のメカニズムで心拍数を下げる薬なのでどうも薬の効果ではなく,同一原因で心拍数が異常増加していると判断したこと自体が間違いで,患者の心拍数増加のメカニズムに群が存在するようです。
うーん。ますます判らなくなってしまいました。

その後,あるところからご意見をもらいましたら“クラスター分析の結果から3群に分類できることを示した後,その各群に対してウィルクスのΛの検定で各群に有意差があることを示しては。”と言うものでした。
これは,妥当な方法でしょうか。
ご意見賜りたくお願い申し上げます。
 

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2740. Re: 被験者群の存在に関する検定2 sb812109  2004/03/14 (日) 14:34
そもそも方法論として妥当なのでしょうか?
ある疾病群にある薬剤を投与した。
結果:よく効いた群と余り効かない群に分けることができた。2群は,統計学的に有意な差異を認めた。
結論:この薬剤は,効くヒトには効くが,効かないヒトには,効かない。

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2739. Re: 被験者群の存在に関する検定2 青木繁伸  2004/03/14 (日) 14:29
> その後,あるところからご意見をもらいましたら“クラスター分析の結果から3群に分類できることを示した後,その各群に対してウィルクスのΛの検定で各群に有意差があることを示しては。”と言うものでした。
> これは,妥当な方法でしょうか。

クラスター分析の方法にもよりますが,差があるようにクラスターを作るのですから,クラスター分析の結果として差があったといっても,意味がないようにも思えます。

お答え頂く必要はないですが,私の感じたところでは,データを見た限りでは確かに3群あるように見えますが,例数が15と少ないですし,その15例の具体的なプロフィールも併せて考慮する必要はないのでしょうかというのが気になります。

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2796. Re^2: 被験者群の存在に関する検定2 DISIR  2004/03/18 (木) 01:21
どうせ後からの結果を知ってからの解析ですので3つのクラスターに分けれたという発見でよしとすればいいのではと思います。無作為化割付と正反対みたいなことした群間で検定することに何の意味があるんだろうと考えてしまいました。検定する時間があったら3群の差は何によって生じたかを調べて次の試験でそれを検証できるようにした方が有意義ではと思います。

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2745. Re^2: 被験者群の存在に関する検定2 NOBU  2004/03/14 (日) 17:52
> クラスター分析の方法にもよりますが,差があるようにクラスターを作るのですから,クラスター分析の結果として差があったといっても,意味がないようにも思えます。

再度,この件について聞いてみました。すると以下のような返答がありました。
“おっしゃる通り,確かにクラスター分析は差があるようにクラスターを作ります。但し,クラスターを3つと判断したとき,その3つのクラスター間の平均値に有意差があるかどうかは保証されていません。そこで,ウィルクスのΛの検定で各クラスター間の有意確率を求め有意差があることを示してやればいいんじゃん。”というものでした。この考え方は如何でしょう?
うーん。結構うなずいてしまったのですが。

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2741. Re^2: 被験者群の存在に関する検定2 sb812109  2004/03/14 (日) 14:37
> クラスター分析の方法にもよりますが,差があるようにクラスターを作るのですから,クラスター分析の結果として差があったといっても,意味がないようにも思えます。
>

賛成。

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