★ 割付けについて ★

2649. 割付けについて ぽむ 2004/03/06 (土) 23:58
└2661. Re: 割付けについて sb812109 2004/03/07 (日) 13:02
 └2663. Re:割付について 岩崎 敏郎 2004/03/07 (日) 13:26
  └2665. Re^2:割付について sb812109 2004/03/07 (日) 15:04
   └2671. Re^3:割付について 岩崎 敏郎 2004/03/07 (日) 23:00
    └2673. Re^4:割付について sb812109 2004/03/08 (月) 08:34
     └2678. Re^5:割付について ちゅん 2004/03/08 (月) 13:07
      └2682. Re^6:割付について sb812109 2004/03/08 (月) 19:04
       └2686. Re^7:割付について 薬剤評価者 2004/03/08 (月) 23:46


2649. 割付けについて ぽむ  2004/03/06 (土) 23:58
最小化法について質問いたします。最小化法は共変量を最小化因子として,その因子の分布に偏りが無いように割り付ける動的割付け法だと認識しています。最小化法は最小化の仕方にもよると思いますが,バランス重視であり,無作為性に乏しいと考えています。そのため,確率的要素を組み込んだ最小化法も提案されているのだと思います。そこで質問なのですが,最小化因子の数が少ないほど,無作為性がより乏しくなるように思うのですが,いかがでしょうか。層別割付のほうがよいのでしょうか。

     [このページのトップへ]


2661. Re: 割付けについて sb812109  2004/03/07 (日) 13:02
無作為化法で2群のバランスをとるには,かなりのサンプル・サイズを必要とします。その為に最小化法でより小さなサンプル・サイズでバランスをとろうとするのでしょうが,そうなると最早,無作為ではなくなると思います。
測定されない変数に関しても均衡を保証するのが,無作為化の真髄だと考えれば,最小化法には,疑問が残ると思うのですが。

     [このページのトップへ]


2663. Re:割付について 岩崎 敏郎  2004/03/07 (日) 13:26
がんの領域などではほとんどが最小化法による割付けです。私もいろいろ研究していますが,未だに最小化法と層別割付の違いが不明確です。明らかに違うのは,最小化法には施設を最小化因子として組み込むことができることのようで,質問者と同じ疑問を抱いています。現在の疑問は,最小化因子を増やせば,無作為性が保証されるのかという疑問ですので,それについて回答してあげる必要があると思います。

     [このページのトップへ]


2665. Re^2:割付について sb812109  2004/03/07 (日) 15:04
> 現在の疑問は,最小化因子を増やせば,無作為性が保証されるのかという疑問ですので,それについて回答してあげる必要があると思います。

最小化因子を無限大に増やせば,無作為性が保証されるのだと思いますが。
無限大に増やすことは,出来ないのであるから無作為性は,保証されない?

     [このページのトップへ]


2671. Re^3:割付について 岩崎 敏郎  2004/03/07 (日) 23:00
全然回答になっていません。だいたい「無限」などと非現実的な話を持ち出すこと自体おかしいと思います。理解していないのであれば,回答するべきではないと思われます。誤った解釈をされる方を増やすだけなので。さて,今回は最小化因子が1つでは無作為性に乏しいと思われる。しかし,最小化因子を3つ,4つとふやすことにより,無作為性がなされるかという疑問です。実際に,最小化因子を1つ(水準は2つ)とした場合の最小化法で,最小化因子と相関の低い因子での群間のバランスをシミュレーションで検討してみました。結果として,群間でさほど差はありませんでした。しかし,これだけでは無作為性がなされているかは判断できないので,もっと知識のある方に回答をお願いしたいと思います。

     [このページのトップへ]


2673. Re^4:割付について sb812109  2004/03/08 (月) 08:34
> 全然回答になっていません。

すみません。

> だいたい「無限」などと非現実的な話を持ち出すこと自体おかしいと思います。

無限の概念抜きに数学は成立するのでしょうか?
数学抜きに統計学は成立するのでしょうか?

> 理解していないのであれば,回答すべきではないと思われます。

はい。


> 理解していないのであれば,回答するべきではないと思われます。

     [このページのトップへ]


2678. Re^5:割付について ちゅん  2004/03/08 (月) 13:07
無限というのはあくまでも机上の空論であって,実験や臨床試験などを行う際には,
実施可能性を考慮するべきです。したがって,岩崎さんのおっしゃるように全然回答になっていないと思いますよ。たとえば,無作為抽出について考えますと,臨床試験で症例を集める際には,施設を無作為に選択し,選ばれた施設のそれぞれにおいても無作為に患者を選び出すのが,無作為抽出の精神です。しかし,こんなことをしていては症例が集まらないため,このような手法はとりません。
このように数理統計と生物統計とは少し異なるので,生物統計家に回答をゆだねるのがよろしいでしょう。
こういうのは製薬会社の統計家の方が詳しいと思います。

     [このページのトップへ]


2682. Re^6:割付について sb812109  2004/03/08 (月) 19:04
無作為割付は,その中に無限と云う概念を孕んでいるからこそ,いまだに最も強力な研究デザインの位置を占めているのではないですか?

     [このページのトップへ]


2686. Re^7:割付について 薬剤評価者  2004/03/08 (月) 23:46
理論的に話しましょ。
<経緯>
ぽむ さん> 最小化法は最小化の仕方にもよると思いますが,バランス重視であり,無作為性に乏しいと考えています......最小化因子の数が少ないほど,無作為性がより乏しくなるように思うのですが,いかがでしょうか。層別割付のほうがよいのでしょうか。
sb812109さん>測定されない変数に関しても均衡を保証するのが,無作為化の真髄だと考えれば,最小化法には,疑問が残ると思うのですが。
岩崎 敏郎さん>全然回答になっていません。
<コメント>
そうでしょうか?私はsb812109さんが十分回答になっている判断しましたが?よーく考えてください。
ちなみに過去の掲示板をみていただければ,sb812109さんが回答する知識を持っていることは十分すぎるほどつかみ取れると思います。
あくまでsb812109さん以下の能力しか持たない人間のコメントですが^^;
前後の文脈より最初のぽむさんのコメントが「最小化因子の数が"多い"(原文:少ない)ほど,無作為性がより乏しくなるように思うのですが,いかがでしょうか。」だと何の問題もないような気がするのですが....
(最小化因子を増やせば無理な割り付けを行うのですから....)

     [このページのトップへ]


● 「統計学関連なんでもあり」の過去ログ--- 028 の目次へジャンプ
● 「統計学関連なんでもあり」の目次へジャンプ
● 直前のページへ戻る