> 初歩的な質問ですみません・・・
初歩的な質問かどうか分かりませんが
F 検定という用語の使い方は好ましいと思いませんが,今の場合は,二群の等分散性の検定ということでしょうか。
一般の教科書では,分散比を取るとき,大きい方を分子にしなさいと指示してありますので,今の場合ですと x/0 ということで,F=無限大 ということでしょうね。とすると,P 値は無限小(限りなく0)に近いということでしょうね。
R では,分子,分母の制限をつけないので,大きい方を分母にという,「馬鹿馬鹿しい制限」はないのですが,いずれにしても P 値は限りなく小さい(xxE-16 というのは,コンピュータの世界ではほぼ0ということと解釈してかまいません)。
以下は検定例,
> x <- rep(1,10) # つまり,分散が0になるという例
> y <- c(2,1,2,3,2,2,3,2,1)
> var.test(x,y) # どっちを分子にしても
F test to compare two variances
data: x and y
F = 0, num df = 9, denom df = 8, p-value = < 2.2e-16
alternative hypothesis: true ratio of variances is not equal to 1
95 percent confidence interval:
0 0
sample estimates:
ratio of variances
0
> var.test(y,x)
F test to compare two variances
data: y and x
F = Inf, num df = 8, denom df = 9, p-value = < 2.2e-16 # 結果は同じ
alternative hypothesis: true ratio of variances is not equal to 1
95 percent confidence interval:
Inf Inf
sample estimates:
ratio of variances
Inf
片方の分散が0になるという状況自体が「異常」ともいえるわけで,検定をする前に,「この二群の分散は違う!!」と分かるわけです。というか,検定する必要,必然性があるかどうか疑う。
# しばらく前にも,同じ質問,あったか?