★ 事故などの要因解析について ★

2484. 事故などの要因解析について 本田剛 2004/02/25 (水) 19:10
└2485. Re: 事故などの要因解析について 青木繁伸 2004/02/25 (水) 19:48
 └2500. Re^2: 事故などの要因解析について ごう 2004/02/26 (木) 21:35


2484. 事故などの要因解析について 本田剛  2004/02/25 (水) 19:10
多変量解析をすべきと思われるデータで悩んでおります。
具体的には,獣が畑に侵入することを防ぐ柵があり,これの管理不備により侵入を許す場合がある。
目的はその不備と考えている事柄が本当に侵入誘発要因であるのかを確認すること,また不備を排除した場合には有意に侵入が減少することを確認することです。

おおよそ,その不備事項は見当がつくため,現地調査でその不備があるかどうかを確認し,それとともに被害の発生程度を確認した。
不備事項とは
四方を完全に囲っていない
柵下に隙間が・・cm以上あいている
電気柵なら電圧が・・ボルト以下であった
といったものです。
効果が低下させることを示すため,個々の不備事項の有無ごとに被害率の平均を出したところ,確かにいずれも不備事項がない方が被害は少ない。
これらについて多重回帰分析をしたが,有意性は認められなかった。
また,試しに不備の有無ごとにカイ二乗分析をするとpは10から15%程度だった。
といったところでつまずいております。
不備がなくても侵入をされない事例がたくさんあるため(飲酒運転は事故を誘発するが,これをしてもほとんどの場合は事故を起こさないことに似ている),相関係数としては非常に低く評価されるためなのでしょうか?
もしこのような事例で適切な手法をご存じでしたらお教えいただけませんでしょうか?

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2485. Re: 事故などの要因解析について 青木繁伸  2004/02/25 (水) 19:48
重回帰分析をなさったのでしょうか?
この場合には,多重ロジスティック回帰分析の方がよいと思われます。

隙間とか電圧は前もって基準を決めてそれより上か下かというように二値変数にしてしまうのもいいでしょうが,生のままの数値を使ってみるといいかも。

個々の不備事項と結果の関係を調べて有意でないというのは二変量解析で,二変量解析をたくさんあわせても多変量分析にはならないので,多変量解析をするという方針は正しいです。

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2500. Re^2: 事故などの要因解析について ごう  2004/02/26 (木) 21:35
早速のアドバイスありがとうございました。
多重ロジスティック回帰分析とは具体的にどのような手法であるのか,手元の参考書にはのっておらず,これからの勉強になりそうです。
まずは,その手法から取り組んでみたいと思います。
正直手詰まり状態でしたので,光が見えてきた気持ちです。

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