★ 重回帰分析の0次相関について ★

2379. 重回帰分析の0次相関について wa 2004/02/17 (火) 17:42
└2382. Re: 重回帰分析の0次相関について 青木繁伸 2004/02/17 (火) 23:05
 └2408. Re^2: 重回帰分析の0次相関について wa 2004/02/19 (木) 18:54
  └2410. Re^3: 重回帰分析の0次相関について 青木繁伸 2004/02/19 (木) 21:26
   ├2420. Re^4: 重回帰分析の0次相関について 翔太 2004/02/20 (金) 22:08
   │└2421. Re^5: 重回帰分析の0次相関について 青木繁伸 2004/02/20 (金) 22:27
   └2415. Re^4: 重回帰分析の0次相関について wa 2004/02/20 (金) 18:24


2379. 重回帰分析の0次相関について wa  2004/02/17 (火) 17:42
 重回帰分析について質問です。

 1つの従属変数に対して,15個の独立変数を用意して重回帰分析を行いました.その結果,抑圧現象が生じた変数が存在したため,抑圧現象の起きた変数を除去し,再度,重回帰分析を行いました.

 しかし,再度行った分析結果は,0次相関において,始めに行った分析結果の0次相関の値と一致しないのです.

 0次相関が単相関であることを考えると,分析を行う変数の数によって影響を受けるとは考えにくいのですが..
 この0次相関の不一致について,どなたかご意見をいただけると嬉しいです.

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2382. Re: 重回帰分析の0次相関について 青木繁伸  2004/02/17 (火) 23:05
> 抑圧現象が生じた変数が存在した

抑圧現象って,何ですか?

> 再度行った分析結果は,0次相関において,始めに行った分析結果の0次相関の値と一致しないのです.

0次相関...普通の相関係数ですね。

要するに,2つの分析において,ある二変数間の相関係数が一致しないということですか。

欠損値があって,ケースが除去されているとか?
そのため,同じ二変数間の相関係数であっても,有効ケース数が違うとか?データが違えば相関係数の値が違うのも不思議はない。
ついでに,平均値とか標準偏差も出ていれば比較してみる。というか,有効ケース数とかが出力されていますか?

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2408. Re^2: 重回帰分析の0次相関について wa  2004/02/19 (木) 18:54
 回答ありがとうございました。ご指摘の点を確認したところ,欠損値の相違によって相関係数の値に差が生じていたことが分かりました.ありがとうございました.

> 抑圧現象って,何ですか?

 従属変数との相関が低いにもかかわらず,独立変数間の相関が高いために起こったと考えられる標準偏回帰係数と単相関係数の符号が異なる現象のことを言います.

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2410. Re^3: 重回帰分析の0次相関について 青木繁伸  2004/02/19 (木) 21:26
> > 抑圧現象って,何ですか?
>
>  従属変数との相関が低いにもかかわらず,独立変数間の相関が高いために起こったと考えられる標準偏回帰係数と単相関係数の符号が異なる現象のことを言います.

不勉強で初めて聞きました。インターネットで検索しても見つかりませんでした。

多重共線性というのと違うのですか。
出典をお教え頂ければ幸いです。

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2420. Re^4: 重回帰分析の0次相関について 翔太  2004/02/20 (金) 22:08
> > > 抑圧現象って,何ですか?
> > > >  従属変数との相関が低いにもかかわらず,独立変数間の相関が高いために起こったと考えられる標準偏回帰係数と単相関係数の符号が異なる現象のことを言います.
(略)
> 多重共線性というのと違うのですか。
> 出典をお教え頂ければ幸いです。

http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/lecture/mb-arc/arc016/260.html#263
でも同様の発言がありますね。

suppressor variable 抑制変数とか抑圧変数とかいわれ,重回帰分析においては要チェック事項です。「抑圧変数」「抑制変数」ならインターネットでもみつかります。

柳井・岩坪『複雑さに挑む科学』講談社ブルーバックス p164
など重回帰分析の説明を読めばでてくる可能性は高いです。

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2421. Re^5: 重回帰分析の0次相関について 青木繁伸  2004/02/20 (金) 22:27
> http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/lecture/mb-arc/arc016/260.html#263
> でも同様の発言がありますね。

あ〜,私がコメントしてますね。進歩してないな〜〜(^_^;)

google で,"抑圧変数" だと 1 件しかヒットしません。

"抑制変数" だと 21 件ヒットしました(完全に"抑制変数"であるのは,全部ではないようだ)

注:蛇足ですが,google で "抑制変数" のように,検索後の前後に二重引用符を付けて検索するのと付けないで検索するのでは結果が違う。

「Q&Aで知る 統計データ解析」が言及されていたページもその中にあったので,月曜日に見てみようっと。  「多重共線性」の細分類なのかな?

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2415. Re^4: 重回帰分析の0次相関について wa  2004/02/20 (金) 18:24

> 多重共線性というのと違うのですか。
> 出典をお教え頂ければ幸いです。

 多重共線性に近いものと考えて良いと思います。
 ちなみに私は,

 古谷野旦(著)数学が苦手な人のための多変量解析ガイド―調査データのまとめかた

 でこの言葉を知りました.

 

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