★ ロジスティック回帰分析に使うRawdata ★

392. ロジスティック回帰分析に使うRawdata かわせみ 2003/07/24 (木) 19:03
└393. Re: ロジスティック回帰分析に使うRawdata 青木繁伸 2003/07/24 (木) 21:59
 └394. Re^2: ロジスティック回帰分析に使うRawdata かわせみ 2003/07/24 (木) 23:37
  └396. Re^3: ロジスティック回帰分析に使うRawdata 青木繁伸 2003/07/24 (木) 23:49
   └401. Re^4: ロジスティック回帰分析に使うRawdata かわせみ 2003/07/25 (金) 10:26


392. ロジスティック回帰分析に使うRawdata かわせみ  2003/07/24 (木) 19:03
質問させてください。

RawDataを集める手続きで,被験者(60人)に3つの計算課題(数字を変えただけなので本質的には3つとも同じもの)を解いてもらいました。
この課題の正答・誤答(エンドポイント)に対して,当該課題を解くために使った5種の方略がそれぞれどの程度影響を与えているかを,ロジスティック回帰によって分析したいと思っています。

このとき,3つの課題で得られた全RawData(180個)を使ってロジスティック回帰分析を行うのは問題があるのでしょうか?

よろしくお願いいたします。

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393. Re: ロジスティック回帰分析に使うRawdata 青木繁伸  2003/07/24 (木) 21:59
数字を変えただけで基本的に同じ問題が3つということで,この場合は特に,3つの繰り返しは「対応のある(関連のある)」問題なので,独立標本として使うのは問題ありだと思います。

なぜ,数字を変えただけの3つの問題を解いてもらおうと意図したのか,特別な理由でもあったのでしょうか。
データ数を確保しようと言うのなら誤ったアプローチだと思います。問題を解くための5つの方略が独立に関与する3種類の問題であったなら話は別になるかもしれません。
しかし,その場合であっても,3種の問題は別々に分析・解釈される方がよいと思われます(私は)。

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394. Re^2: ロジスティック回帰分析に使うRawdata かわせみ  2003/07/24 (木) 23:37
> なぜ,数字を変えただけの3つの問題を解いてもらおうと意図したのか,特別な理由でもあったのでしょうか。
> データ数を確保しようと言うのなら誤ったアプローチだと思います。

データ数を確保することが狙いでした。
被験者ごとに3回の繰り返しを行っているため,分析に及ぼす各被験者の影響力は等しくなりますよね。
ですから,あるいは問題ないのかな?と思い,質問させていただきました。

相談に乗っていただいて,ありがとうございました。

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396. Re^3: ロジスティック回帰分析に使うRawdata 青木繁伸  2003/07/24 (木) 23:49
> データ数を確保することが狙いでした。
> 被験者ごとに3回の繰り返しを行っているため,分析に及ぼす各被験者の影響力は等しくなりますよね。
> ですから,あるいは問題ないのかな?と思い,質問させていただきました。


同じ問題を連続して3回解いてもらうこと。
同じ問題を3日にわたって一回ずつ解いてもらうこと。
同じ問題を一週間の間をおいて3回解いてもらうこと。
同じような問題を一日の家に連続して3題解いてもらうこと。
同じような問題を,一日一題,三日間にわたり(計三問)解いてもらうこと。
同じような問題を,一週間の間をおいて3問解いてもらうこと。

以上の違いを区別できるでしょうか。

あと,同じ問題と同じような問題,数値だけを置き換えた問題の区別。

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401. Re^4: ロジスティック回帰分析に使うRawdata かわせみ  2003/07/25 (金) 10:26
お返事ありがとうございます。

> 同じ問題を連続して3回解いてもらうこと。
> 同じ問題を3日にわたって一回ずつ解いてもらうこと。
> 同じ問題を一週間の間をおいて3回解いてもらうこと。
> 同じような問題を一日の家に連続して3題解いてもらうこと。
> 同じような問題を,一日一題,三日間にわたり(計三問)解いてもらうこと。
> 同じような問題を,一週間の間をおいて3問解いてもらうこと。
>
> 以上の違いを区別できるでしょうか。

記憶課題などとは違うので,基本的に3問の出題間隔は問題にならないと思います(数をこなせば慣れるので,1問目より2問目,2問目より3問目の方が正答率がわずかに高くなる可能性は否定できませんが)。

ですから,区別できないということになると思います。


> あと,同じ問題と同じような問題,数値だけを置き換えた問題の区別。

「同じ問題」を3問と「同じような問題」3問とでは意味合いが変わると思います。
「同じ問題」を3問だと,正答を覚えてしまうかもしれません。一方,「同じような問題」3問では解き方そのものが試されていることになるかと思います。

ですから,区別できるということになると思います。

今回考えてみたアプローチは,「同じような問題」3問なので,対応のある問題です。
各被験者が3問ずつ回答していれば,分析に及ぼす各被験者の影響力は等しくなります。
その結果,60人×3問(180個のデータ)の分析で見ているものは,純粋に被験者数を増やした場合のそれ(180人×1問=180個のデータ)と同じように思えるのですが,どうなのでしょうか?


また,同じような話で,相関などの場合はどうなのでしょうか。
例えば,10人の被験者が2回ずつ気分の評定(eg.7件法)を行ったとします。
その場合,評定にかかるまでの反応時間と評定された値との相関を求める場合に,全試行数(20個)を使って相関を出すこともマズイということになるのでしょうか?

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