★ 因子負荷量の(正),(負)について ★

 389 因子負荷量の(正),(負)について  匿名希望  2003/05/14 (水) 19:30
  392 Re: 因子負荷量の(正),(負)について  みよ  2003/05/15 (木) 13:07
   393 Re^2: 因子負荷量の(正),(負)について  匿名希望  2003/05/15 (木) 16:05
    395 Re^3: 因子負荷量の(正),(負)について  青木繁伸  2003/05/15 (木) 17:29
     396 Re^4: 因子負荷量の(正),(負)について  匿名希望  2003/05/15 (木) 18:30
      397 Re^5: 因子負荷量の(正),(負)について  青木繁伸  2003/05/15 (木) 19:16
       398 Re^6: 因子負荷量の(正),(負)について  匿名希望  2003/05/15 (木) 21:33
        399 Re^7: 因子負荷量の(正),(負)について  青木繁伸  2003/05/15 (木) 22:10
         400 Re^8: 因子負荷量の(正),(負)について  匿名希望  2003/05/15 (木) 22:27
  391 Re: 因子負荷量の(正),(負)について  青木繁伸  2003/05/14 (水) 23:23
   394 Re^2: 因子負荷量の(正),(負)について  匿名希望  2003/05/15 (木) 16:08


389. 因子負荷量の(正),(負)について  匿名希望  2003/05/14 (水) 19:30
卒業研究で,風景画像を評価する因子を抽出するためにSD法,因子分析法を行いました。学生と高齢者のグループについて調査したのですが,学生の第3因子で高い負荷量を示したのが,「明るい-暗い」という尺度で負荷量がマイナスなので『明るさ』因子としました。高齢者の第3因子で高いを負荷量を示した尺度も「明るい-暗い」だったのですが,高齢者の時は負荷量がプラスでしたので『暗さ』因子と解釈しました。 この因子負荷量の(正),(負)の違いはなぜ起きるのでしょうか? 学生の第3因子と高齢者の第3因子は同じ内容であるといえるのでしょうか? 

     [このページのトップへ]


392. Re: 因子負荷量の(正),(負)について  みよ  2003/05/15 (木) 13:07
> この因子負荷量の(正),(負)の違いはなぜ起きるのでしょうか? 学生の第3因子と高齢者の第3因子は同じ内容であるといえるのでしょうか? 

因子負荷行列を見せてください.

     [このページのトップへ]


393. Re^2: 因子負荷量の(正),(負)について  匿名希望  2003/05/15 (木) 16:05
> 因子負荷行列を見せてください.

文字数オーバーのために第三因子についてしかのせていません。
学生の結果       第一因子 第二因子 第三因子 

明るい-暗い              -0.07      0.27     -0.70
冷たい-暖かい             0.34      0.08      0.65
鮮やかな-くすんだ        -0.30      0.03     -0.62
やわらかい-かたい        -0.41     -0.39     -0.61
軽快な-重々しい          -0.45     -0.15     -0.53

高齢者の結果
鮮やかな - くすんだ     -0.26      0.12      0.57
明るい - 暗い           -0.16      0.22      0.52
軽快な - 重々しい       -0.24      0.00      0.52
どうでしょうか? よろしくお願いします。

     [このページのトップへ]


395. Re^3: 因子負荷量の(正),(負)について  青木繁伸  2003/05/15 (木) 17:29
みよさんの
> > 因子負荷行列を見せてください.
という指摘は正しかったですね。

高齢者の結果の中で第三因子における
やわらかい-かたい
冷たい-暖かい
の因子負荷量はどうだったのですか?
これらがある基準より小さいために省略したのでしょうが,その基準が0.5程度と高すぎるのではないかとも疑われますよね。

>文字数オーバーのために第三因子についてしかのせていません。
といいながら,第一,第二因子の結果ものっている。一番重要な第三因子の全部の結果を書くべきでしょう。

     [このページのトップへ]


396. Re^4: 因子負荷量の(正),(負)について  匿名希望  2003/05/15 (木) 18:30
> 高齢者の結果の中で第三因子における
> やわらかい-かたい
> 冷たい-暖かい
> の因子負荷量はどうだったのですか?
> これらがある基準より小さいために省略したのでしょうが,その基準が0.5程度と高すぎるのではないかとも疑われますよね。

高齢者の結果
           第一因子  第二因子  第3因子
やわらかい-硬い    -0.56        -0.23      0.35
冷たい-暖かい           0.55         0.00     -0.311
という結果でした。やわらかい-硬い,冷たい-暖かい 共に0.3程度だったのですが,どうでしょうか? また,因子負荷量の基準は絶対値0.46 以上としたのですが・・・ 質問ばかりですいません。よろしくお願いします。

     [このページのトップへ]


397. Re^5: 因子負荷量の(正),(負)について  青木繁伸  2003/05/15 (木) 19:16
余計な引用は無駄です。
以下のように並べればよく分かるでしょう。
(数字と符号を全角で書いているのは,この掲示板の機能不足を補うために,桁をそろえるためだからまねしてはいけない)

第三因子の因子負荷量
項目          学生  高齢者
明るい-暗い    -0.70  0.52
冷たい-暖かい    0.65 -0.31
鮮やかな-くすんだ -0.62  0.57
やわらかい-かたい -0.61  0.35
軽快な-重々しい  -0.53  0.52
たとえば学生の方の因子負荷量の符号を入れ替えれば,高齢者と同じ符号になる。
学生と高齢者で因子パターンが似ていると言えるかどうかは微妙ではないか?

> また,因子負荷量の基準は絶対値0.46 以上としたのですが
因子パターンを比較して同じだの違うだのというのなら,0.46は高すぎるというような問題ではなく,一方が 0.46 より高くて他方が0.46より低くても,それを示さないと比較ができないでしょう。
というか,あなたのように0.46より低いのは除く(all or none)というなら,両者の因子パターンは明らかに異なるとしかいいようがない。

     [このページのトップへ]


398. Re^6: 因子負荷量の(正),(負)について  匿名希望  2003/05/15 (木) 21:33
たびたびすいません。
項目              学生 高齢者
明るい-暗い        -0.70 0.53 冷たい-暖かい 0.65 -0.31 鮮やかな-くすんだ -0.63 0.57 やわらかい-硬い -0.61 0.35 軽快な-重々しい -0.53 0.52 疲れる-疲れない 0.21 -0.20 落ち着く-うわつく -0.32 0.27 いらいらする-安らぐ 0.32 -0.23 くつろぐ-緊張する -0.34 0.18 親しみやすい-親しみにくい -0.46 0.42 美しい-醜い -0.45 0.35 調和のある-アンバランスな -0.34 0.29 ちらつく-ちらつかない -0.00 -0.04 さっぱりした-ごてごてした -0.30 0.38 閑散とした-にぎやかな 0.07 -0.04 原始的な-文明化した -0.36 -0.08 活気のある-動きのない -0.15 0.06 単純な-複雑な -0.24 0.32 地味な-派手な 0.19 -0.13 繊細な-ごつごつした -0.44 0.41
学生,高齢者共に,色彩の色相,明度,彩度で評価できるので「色彩因子」と解釈したのですが,同じ因子と解釈すること自体無理なのでしょうか?
 

     [このページのトップへ]


399. Re^7: 因子負荷量の(正),(負)について  青木繁伸  2003/05/15 (木) 22:10
学生を横軸,高齢者を縦軸にとって,因子負荷量に基づいて 各項目をプロットしてみましょう。
そして,自分で考えましょう。

     [このページのトップへ]


400. Re^8: 因子負荷量の(正),(負)について  匿名希望  2003/05/15 (木) 22:27
> 学生を横軸,高齢者を縦軸にとって,因子負荷量に基づいて 各項目をプロットしてみましょう。
> そして,自分で考えましょう。
ご指導ありがとうございます。
 早速,やってみます。
 ありがとうございました。

     [このページのトップへ]


391. Re: 因子負荷量の(正),(負)について  青木繁伸  2003/05/14 (水) 23:23
一つの因子の中において,因子負荷量の正負の符号は,互いに逆の意味を持つという意味しか持ちません。全く同じデータでも,固有値固有ベクトルを求めるアルゴリズムの違いによって,あるいは極端な場合はコンパイラの違いによってさえ符号が付け変わることさえあります。
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/Hanasi/StatTalk/loadings.html

     [このページのトップへ]


394. Re^2: 因子負荷量の(正),(負)について  匿名希望  2003/05/15 (木) 16:08
ご指導ありがとうございました.

もっと勉強したいと思います。

     [このページのトップへ]


● 「統計学関連なんでもあり」の過去ログ--- 024 の目次へジャンプ
● 「統計学関連なんでもあり」の目次へジャンプ
● 直前のページへ戻る