★ 標準誤差について ★

 290 標準誤差について  佐藤  2003/04/23 (水) 08:10
  291 Re: 標準誤差について  青木繁伸  2003/04/23 (水) 09:36
   293 Re2: 標準誤差について  佐藤  2003/04/23 (水) 11:40
    295 Re: 数値の入力方法  青木繁伸  2003/04/23 (水) 13:13
     296 Re: 数値の入力方法  青木繁伸  2003/04/23 (水) 13:14


290. 標準誤差について  佐藤  2003/04/23 (水) 08:10
アンケート調査の調査,分析を担当しているものです。
5点法による評価とそれに対する標準誤差で分析をしていますが,データ数が少ないのか,誤差率が高くデータの信頼性が得られません。
少数母集団を対象とした統計手法があればご教示下さい。

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291. Re: 標準誤差について  青木繁伸  2003/04/23 (水) 09:36
> 5点法による評価とそれに対する標準誤差で分析をしていますが,データ数が少ないのか,誤差率が高くデータの信頼性が得られません。
> 少数母集団を対象とした統計手法があればご教示下さい。

標準誤差で分析というのはどういうことを指しているのでしょうか(標準偏差の間違いかな?という気もしますが)。
「誤差率」が高いというのはどういうことを指しているのでしょうか。そして,そもそも,「誤差率」とは何でしょう。
インターネットを検索すると
誤差率=sqrt(V(Z))/Z ここで Z は標準得点
というような定義もあるようですが?

「少数母集団を対象とした統計手法」ということですが,「母集団のサイズが小さい」と言うことではないですよね(そうならば,全数調査すればよい)。
標本サイズが小さいと言うことを意図しているのでしょうが,どのような分析をしているのかよく分からないので,小標本の解析手法と言われても適切な解答は得られないのではないでしょうか。

念のためですが,5件法のデータに対して平均値や標準偏差を求めるのが,そもそも問題があるかもしれないというのは認識していますか?

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293. Re2: 標準誤差について  佐藤  2003/04/23 (水) 11:40
> 標準誤差で分析というのはどういうことを指しているのでしょうか

言葉足らずのようでした。申し訳ありません。
5点法による評価点の平均値と,その平均値に対する標準誤差=(標準偏差/sqrt(n)x100) n:データ数 で求めています。
この結果,標準誤差が±10%〜30%という結果になり,有意差確認が困難な状況です。

> 念のためですが,5件法のデータに対して平均値や標準偏差を求めるのが,そもそも問題があるかもしれないというのは認識していますか?
いいえ。認識しておりません。一般的な書物のアンケート調査のマニュアル通りに平均値と標準誤差で解析していたのですが,間違っていたのでしょうか?!
統計学については,本当に素人なのでご教示頂ければ幸甚です。

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295. Re: 数値の入力方法  青木繁伸  2003/04/23 (水) 13:13
> 5点法による評価点の平均値と,その平均値に対する標準誤差=(標準偏差/sqrt(n)x100) n:データ数 で求めています。
> この結果,標準誤差が±10%〜30%という結果になり,有意差確認が困難な状況です。

100 をかけて%をつければ何でも「率」になるわけではありませんし,標準偏差/sqrt(n)が標準誤差なのですが。。。

「有意差確認が困難」ということですが,これも意味がよく通りません。
たとえば,2つの群があって,それぞれの5件法によるデータの平均値の差を検定しようとしたけれども,有意差がでないということですか?

差があるはずなのに検定で有意にならないというのは,いろいろな状況で起きます。一つ目は標本サイズが小さくて検出力が足りない場合,二つ目は測定法が荒っぽくて誤差が大きい場合,三つ目は検出力の低い検定法を使っている場合。でも,一番多いのは,本当は差がないということです。

つづく

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296. Re: 数値の入力方法  青木繁伸  2003/04/23 (水) 13:14
> いいえ。認識しておりません。一般的な書物のアンケート調査のマニュアル通りに平均値と標準誤差で解析していたのですが,間違っていたのでしょうか?!

5件法のデータは,間隔尺度ではかられていないというおそれが高いのです。単なる順序尺度データでしかないということで,そのような場合には平均値をとることができません。
まあ,便法というか近似的な方法として,平均値をとったり,平均値の差のt検定を行ったりというのは,よく行われていることではあります(だからといって,それでいいというものでもないということです)。

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