★ 擬似相関について ★

 263 擬似相関について  けいすけ  2003/04/09 (水) 01:37
  266 Re: 擬似相関について  sb812109  2003/04/10 (木) 00:18
  265 Re: 擬似相関について     2003/04/09 (水) 12:21
  264 Re: 擬似相関について  俊坊  2003/04/09 (水) 11:50


263. 擬似相関について  けいすけ  2003/04/09 (水) 01:37
はじめまして。
 私は最近,統計を勉強し始めたのですが,今,擬似相関が今ひとつよく理解できません。これは,統計を学んでいく上でとても重要なことのように思えます。

 もしよければ,具体的な例で説明していただけると助かります。もう何冊も本を読んだのですが,どうしてもピンときません。よろしくお願いします。

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266. Re: 擬似相関について  sb812109  2003/04/10 (木) 00:18
非常に重要な概念です。

喫煙(曝露)と肺癌(疾病)との間に関連があるかい否かに興味があるとします。

ここで,曝露と疾病以外の3番目の因子を取り上げます。この3番目の因子は,次の性質を持つものとします。

(1)曝露と関連する
   かつ
(2)疾病と関連する

この3番目の因子は,交絡因子と呼ばれます。代表的な例を挙げれば年齢がそうです。
年齢が高ければ,高い程,肺癌に罹患し易い--->yes, 関連あり。
ここで喫煙群と非喫煙群の間で,平均年齢に大きな差がある場合,曝露と年齢は,関連することになり,年齢は,交絡因子となります。

喫煙群(平均年齢,30歳),非喫煙群(平均年齢,70歳)。それぞれ10万人を15年,追跡するとどうなるでしょう?

喫煙群の肺癌数: 3/100,000
非喫煙群の肺癌数:98/100,000 (ありそうな結果,数値自体は架空)

上記の例は,交絡因子の極端な例です。交絡因子(年齢)を”調整”することにより,煙草の肺癌に及ぼす見掛け上の影響を自由に操作することが可能です。何故,単変量解析だけでは,駄目で多変量解析が必要かの理由です。

擬似相関でもいいでしょうが,交絡,交絡因子を調べる方が,得るものは多いと思います。

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265. Re: 擬似相関について     2003/04/09 (水) 12:21
http://www.asahi-net.or.jp/~fq3k-hsmt/trend522.htm
などを読むと,へーーーーっとか思いますよ。きっと。

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264. Re: 擬似相関について  俊坊  2003/04/09 (水) 11:50
「血圧」と「給料」との相関を見ると,見かけ上相関があるように見えるが,この2者に関連があるはずがない(と思う)。血圧と年齢,給料と年齢にそれぞれ相関があるため,本来関連のないはずの血圧と給料にも相関があるようにみえてしまう,って言うのが簡単な例だと思いますが。

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