以前 喫煙開始年齢の報告に関してkappaで信頼度を測るのはどうかと
質問したものです。
青木先生に相関係数の方がいいのでは?とアドバイスを頂きました。
JohnsonとMottによる
"The reliability of self-reported age of onset of tobacco use"
Addiction(2001) 96,1187-98
ではIntraclass Correlation Coefficients(ICC)で信頼度を測定していました。
彼らは子どもと大人でtest-retestのICCを計算しているのですが,
彼ら曰く,「予想に反して」大人の方がICCが高くなっています。
もちろんコホートが違うといってしまえばそれまでですが,
これは子どものサンプルでは報告される年齢が10-15歳とバウンド
されているのにたいし,大人では10-25歳と年齢幅が広いため,
同じ程度の信頼度でも子どものICCの方が低く出てしまうのでは
ないでしょうか?実際彼らは%consistent within +- 1 year
では大人と子どもで統計学的な差はないという結果も示しています。
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